0721の日Part2
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※柏木さんも夢主もちょっぴりお下品。
※1500字程度の短いネタ(えろシーンはほんの一瞬です)
*
「柏木さんって…一人でスる時、なにをオカズにするんですか?やっぱりえっちなビデオとか見るんですか?」
「ぶふッ…!」
隣に座っている柏木さんが飲んでいたお茶を勢いよくふき出した。
「…」
「そんな目で見ないでくださいよ!少し気になっただけですって…」
嘘。
実はこの前、真島さんが焼肉を奢ってくれると言うのでご飯に着いていった時、彼の若い頃の話題が出た。
酔った真島さんが、『なかなかあのおっさんの趣味はゴッツかったで~』って、ポロッとこぼしたものだから。
実はとんでもない変態趣味を隠してるんじゃないかと疑っているのだ。
胸より尻派とか?脇フェチとか?
それとも人妻が好き?
いやいや、もしやJK派?制服って可愛いもんね。
私の脳内はそんなもしもの想像で大渋滞だった。
「…真島にでも聞いたのか?」
「イエイエ、ナニモキイテイナイデスヨ~」
「その反応、どう考えても真島だろうが…」
情報の出処に呆れて顔を顰めている彼の隣で、悶々とする。
はしたないと言われそうな話題ではあるが、女の子はいつでも好きな人の一番でいたいものなのだ。
「…で、えっちなビデオは見たことあるんですか?」
「…そりゃあ男だからな。無いってことはねぇさ」
挙句、黙ってても溜まるもんは溜まる生きものだとか言い出した。
そうですよね…。男の人ってそういうものですよね。
事務的に処理するとかも聞いた事があるのし、彼だけが特別他の人と違うということはないのだろう。
ただ、知りたいのはどんなものが好みなのか?なんですけれど…。
「で?お前はどうなんだ?」
「へ?」
反射的にビクッと肩が跳ねる。
だって、そんなことを聞かれるとは思っていなかったから。
「なんでそんなこと聞くんですか…?」
「そりゃなぁ…人に質問しておいて『自分だけ無傷でいよう』なんて虫のいい話だろ?そう思わねぇか、名無し?」
火を点けたタバコを咥えて、ねちっこい目付きでこちらを見据える柏木さん。
その仕草があまりにも893過ぎて、小さな悲鳴が漏れた。
そうだった。
普段優しくしてもらっているから、つい忘れてしまっていた。
バリバリのやくざだった。この人…。
「えっと、ソノ、ソノデスネ…ワタシモタマニミマス」
嫌な汗が額に滲んで、背中もぐっしょり濡れている。
目があちこちに泳いで、そういう玩具にでもなった気分だ。
「そうか。俺はお前が思ってるより物分りが悪くてね。なら、ついでにどんな風にシてるのか見せてくれねぇか?」
「…え?え?見せッ?見せる?何を?ナニをですか?」
なにを要求されているのか事態が飲み込めず、慌てて彼の方を向いて見れば、目が全然笑っていない。
不味い…。確実に怒っている。
「ッ…す、すみません…!」
「なんで謝ってんだ。謝れなんて言ってねぇだろ。ハハッ···」
「…」
逃げられないことを悟った私は、ひとつひとつブラウスのボタンを外し始める。
興味本意で聞いた結果、こんなことになるなんて…。真島さんの馬鹿()
全部真島さんのせいだ!
「んん、そんなに…ッ…ジロジロ見ないでくださいよ…はぁッ…ん」
胸の突起を捏ねながら、いつもより心做しか敏感になってしまっている割れ目を、指の腹で撫でる。
透明な蜜が溢れ出した場所が、小さく卑猥な音を立てた。
上から下まで舐め回すような視線のせいで、脳がスライムみたいにどろどろに溶けてしまいそう。
後悔先に立たずってことわざがあるけれど、もしかして今の私のために作られた言葉なのかも。
結局、彼がどんな性癖を持っていたのかは聞けずじまいだった。
あれ?
ううん、きっと気のせいよね···。
(不用心な赤ずきんは、怖いオオカミに食べられてしまいました)
おしまい
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