序章
夢主の名前
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「別に、ロリコン連中は政財界では珍しくないだろう。そう恥ずかしがることはない。」
「違いますよ!!私にそんな趣味は!!」
「冗談だ。君にそっちの気があるならとっくに見抜いているさ。そもそも、長寿の君からしたら年下の女性はほぼ子供みたいなものだろう。」
「まったく、なんなんですか…」
「すまないな、張り詰めた空気じゃあ話しづらいと思ってな。」
「君がそこまで語りたくないと言うならそれでも良い。だが彼女の管理には国民の血税が使われていることも忘れるなよ。」
「はい…申し訳ありません。」
「君が私についてくれないのも、なんとなく予想はしていた。それでも私は最後まで戦うよ。今回が最後になるかもしれないからな。」
今回が最後…その言葉は菊の心に深く突き刺さった。
菊は再び萩原を見る。先程まで十年前と変わっていないように見えていた萩原は、魔法が解けたかのようにひどく衰えて見えたのだった___________
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『菊』
『私にはね、菊しかいないんだよ』
『だから、もう人に戻れなくなっても良い』
『独りより、ずっと良いよ』
『私も生きるから、菊も、日本のままでいてね』
『約束だよ』
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