突きたくなるそのホクロ〈アズール〉
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アズールの恋人、○○はほんの少しだけ変わっている。それは、アズールと二人きりで居る時に時々する行動・・・。
『アズール先輩っ』
勉強を見て欲しいと○○に頼まれ、二人はアズールの部屋で隣に並んで勉強中。勉強のポイント個所を教えていると、○○が話し掛けてきた。ジッとアズールの顔を見つめてくる○○に、アズールはそろそろアレが来るのだろうと予想をする。
「・・・何ですか?」
『ピンポーンっ!』
そう言ってアズールの口元のホクロを指で突いて来る○○。
そう、○○はこうしてアズールのホクロを突いて来るのだ。何が楽しくて突いて来るのか以前に聞いた事があるが、何でもそこにホクロがあるから、突きたくなるのだとか。
少し困った彼女の行動に、アズールは○○の手を掴んで悪戯する指を甘噛みしたり、舐めたりしてホクロから手を離れさせてきた。しかし、そろそろスキンシップのやり方がワンパターン化してきた。
「はい。どちら様でしょうか。おや、○○さんでしたか。何のご用でしょう?」
どうしてやろうかと思いながらそう言うと、楽しそうに笑っていた○○が固まった。○○の反応を見たアズールの口角がニヤリと上がる。
「どうしました?僕にご用件があるから、インターホンを慣らしたのでしょう?さぁ、さぁ。遠慮せずに言って下さい」
『あ・・・。え・・・っと・・・っ』
「用は無いんですか?それでは、ただのピンポンダッシュですか?あぁ、何て人だ。これは、住居侵入罪ですよ?それに、この前もその前も。僕はあなたが何度も鳴らしてくるのを見ていました。よって、迷惑防止条例違反、又、僕が精神的苦痛を負った事で傷害罪になるでしょう」
『えぇっ。アズール先輩、何言っているんですか!?私はただ、ちょっとふざけてただけで・・・っ』
「ですが、ご安心を!慈悲の心であなたを訴える事は致しません。その代わり、もう悪ふざけが出来ないよう、僕の腕の中に閉じ込めてしまいますので」
そう言ってアズールは椅子から立ち上がると、○○を横抱きにして持ち上げ、再び椅子に座ると○○を自分の膝上に座らせた。
「あと、悪戯する指も拘束しておかなければ」
頬を赤くする○○にクスッと笑い、アズールは○○の左手を取ると、薬指に唇で触れる。
「○○さん、正式に僕がプロポーズするまで、ここの指はちゃんと空けておいて下さいね」
『は、はい・・・』
頬を染めるアズールより更に真っ赤にして頷くと、アズールは嬉しそうに微笑んだ。
―自分の子供が母親と同じように口元のホクロを突いて来て笑う未来は、これより数年後の話・・・―
END
後書き→
『アズール先輩っ』
勉強を見て欲しいと○○に頼まれ、二人はアズールの部屋で隣に並んで勉強中。勉強のポイント個所を教えていると、○○が話し掛けてきた。ジッとアズールの顔を見つめてくる○○に、アズールはそろそろアレが来るのだろうと予想をする。
「・・・何ですか?」
『ピンポーンっ!』
そう言ってアズールの口元のホクロを指で突いて来る○○。
そう、○○はこうしてアズールのホクロを突いて来るのだ。何が楽しくて突いて来るのか以前に聞いた事があるが、何でもそこにホクロがあるから、突きたくなるのだとか。
少し困った彼女の行動に、アズールは○○の手を掴んで悪戯する指を甘噛みしたり、舐めたりしてホクロから手を離れさせてきた。しかし、そろそろスキンシップのやり方がワンパターン化してきた。
「はい。どちら様でしょうか。おや、○○さんでしたか。何のご用でしょう?」
どうしてやろうかと思いながらそう言うと、楽しそうに笑っていた○○が固まった。○○の反応を見たアズールの口角がニヤリと上がる。
「どうしました?僕にご用件があるから、インターホンを慣らしたのでしょう?さぁ、さぁ。遠慮せずに言って下さい」
『あ・・・。え・・・っと・・・っ』
「用は無いんですか?それでは、ただのピンポンダッシュですか?あぁ、何て人だ。これは、住居侵入罪ですよ?それに、この前もその前も。僕はあなたが何度も鳴らしてくるのを見ていました。よって、迷惑防止条例違反、又、僕が精神的苦痛を負った事で傷害罪になるでしょう」
『えぇっ。アズール先輩、何言っているんですか!?私はただ、ちょっとふざけてただけで・・・っ』
「ですが、ご安心を!慈悲の心であなたを訴える事は致しません。その代わり、もう悪ふざけが出来ないよう、僕の腕の中に閉じ込めてしまいますので」
そう言ってアズールは椅子から立ち上がると、○○を横抱きにして持ち上げ、再び椅子に座ると○○を自分の膝上に座らせた。
「あと、悪戯する指も拘束しておかなければ」
頬を赤くする○○にクスッと笑い、アズールは○○の左手を取ると、薬指に唇で触れる。
「○○さん、正式に僕がプロポーズするまで、ここの指はちゃんと空けておいて下さいね」
『は、はい・・・』
頬を染めるアズールより更に真っ赤にして頷くと、アズールは嬉しそうに微笑んだ。
―自分の子供が母親と同じように口元のホクロを突いて来て笑う未来は、これより数年後の話・・・―
END
後書き→
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