愛が欲しい〈ジェイド〉
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ジェイドから嫌いだと言われた翌日。○○の気持ちは晴れないまま午前の授業が終わった。
「小エビちゃ~ん!」
グリムと共に大食堂へ来ると、後ろからフロイドに抱き付かれた。急に来たものだから驚いてビクッと体を震わせる○○に、フロイドは楽しそうに笑う。
「ねぇ、一緒にご飯食べよ?」
『もうっ、ビックリするじゃないですか。グリムも一緒なら・・・ってあれ?』
つい先程まで隣に居たのに、どこにも居ない。一体どこへ行ってしまったのだろう・・・。
「グリムくんなら、先程エースくん達の所へ駆けて行きましたよ」
そう言いながらもう一人、○○の傍に来たのはフロイドの片割れのジェイド。○○に声を掛けたジェイドの声音は冷たいものではなく、以前のような優しい声音だった。○○へ向ける表情も気遣わしげな視線で見つめながら、口元に笑みを浮かべている。
(嫌いって言っておきながら、どうして今日は私にそんな表情を向けるんですかっ!)
それなら昨日までのように冷たい態度の方がまだマシだったと思いながらも、○○の心はジェイドへの想いが溢れて来る。
「ほら、小エビちゃん行こー?」
今にも泣きそうな○○の手を引いて、フロイドはジェイドから離れさせた。
「・・・・・・○○さん」
ポソリと呟かれたジェイドの声は、○○には届かない・・・。