愛が欲しい〈ジェイド〉
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「○○さん。ちょっとこちらへ」
フロイドが保健室を出て行くと、ジェイドはこちらに来るようにと手招きした。
『はい?』
素直にジェイドの元へ来た○○に、ジェイドは一瞬嬉しそうな表情をした後、手を組んだ自分の手をジッと見つめる。
ちゃんと自分の気持ちを伝えなければと。
「・・・僕とフロイドは・・・。貴女を取り合って喧嘩をしたんです」
『・・・え?』
「○○さんっ。僕は、本当は貴女の事が好きなんです!貴女はいずれ元の世界に帰る人。最後は別れる運命ならと、無意識に本当の自分の気持ちに蓋をした・・・。貴女を傷付けてしまい、本当に申し訳ありませんでした・・・」
ちゃんと○○の目を見て。自分の本当の気持ちと、心からの謝罪を。
○○を泣かせ、傷付けたのは自分。今更好きだと言っても許されなくても。今度は○○に嫌われたとしても、自分の気持ちを伝えられずにはいられなかった。
○○は何と言うだろうか?無言で平手打ちが来るかもしれない。
「・・・っ」
ジ・・・ッと○○を見つめ、沈黙の空気が流れる・・・。
『ジェイド先輩・・・。今・・・何と・・・?』
「ですから、僕は○○さんの事が好きです。貴女を傷付けてしまい。申し訳な・・・」
『ジェイド先輩・・・っ!』
ギュッと○○に抱き着かれ、ジェイドは話すのを途中でやめた。
『嬉しい・・・っ。私と同じ気持ちだなんて・・・っ』
「そ、それでは・・・。○○さんも、まだ僕の事を好いてくれているのですか?」
信じられないというような表情で目を丸くするジェイドに○○はクスッと笑った。
『勿論ですよ!ジェイド先輩』
「○○さん・・・。それでは改めて・・・。貴女を愛しています。僕に、○○さんの愛をくれすますか?」
『はい、喜んで。ジェイド先輩の愛も、私に下さい」
「えぇ。沢山の愛を、貴女に贈りましょう」
二人の瞳には幸せそうに笑うお互いの顔。目を閉じると、互いの唇が重なった・・・。