狡い!〈オクタヴィネル〉
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『3番テーブル、スペシャルドリンクと・・・』
オクタヴィネル、モストロ・ラウンジでバイト中の○○。厨房にオーダーを伝える為に中に入ると、何かが小さくキラリと光った。
「お疲れ様です。○○さんはそろそろ休憩に入って下さい」
○○の近くの台でドリンクを作っていたジェイドがニコリと微笑んで振り向く。
先程の光はジェイドの耳飾りが照明に反射した光だったようだ。ジェイドが動く度に揺れる耳飾り。デザインが素敵だなって思う。
『・・・耳飾り、いいなぁ』
自分もつけてみたいと思っていたら、思わずそう口にしていた。ハッと自分の口を押えたが、しっかりとジェイドは聞いていた。
「僕の・・・ですか?フフ。良ければつけてみますか?」
『い、いいんですか?』
それは有り難いと耳飾りを外すジェイドに、手の平を差し出す。その上に乗せて欲しいという意味だったのだが、ジェイドは「つけて差し上げますよ」と言って○○の耳に触れる。
(ちょっと・・・擽ったい・・・)
身を屈めて耳飾をつけるジェイドの顔が近く、異性の指が耳に触れているこの状況。顔を赤くせずにはいられない。
(フフフ。こんなに赤くして・・・。何て可愛らしいのでしょう)
目を細めて○○を見つめると、ジェイドと目が合った○○は俯いてしまった。
「そんな愛らしい反応をされてしまうと、喰べたくなってしまいますね」
『・・・え?』
今ジェイドは何と言った?一瞬怖い言葉を聞いたような?
「耳飾り、つけ終わりましたよ」
『あ、ありがとうございます』
自分と同じ左側の耳に、自分の耳飾りをつけた○○。自分の耳飾りをつけて喜んでいる○○は、耳飾に触れたり少し揺らしている。自分の装飾を付けた○○を見ていると、何だか自分のものになったように見えた。
『私、ちょっと鏡で見て来ますね!』
「え・・・っ」
○○はジェイドの耳飾りをつけたまま、厨房を出て行った。
「あ。小エビちゃーん。今から休憩?オレも一緒に・・・。何ソレ?」
更衣室に向かって廊下を走っていると、VIPルームからフロイドが出て来た。フロイドは○○に気付くと早歩きでニコニコと近寄って来たのだが、何かが気に障ったらしく、低音になってしまった。フロイドの視線はジェイドの物の耳飾りに注がれている。
『こっ、これはジェイド先輩から盗んだんじゃないですよ!?本人からつけてもらって・・・っ』
「ジェイドが?小エビちゃん、ジェイドの番になったの?」
何でジェイドの耳飾りを借りてつけているだけでそういう発想になったのかはわからないが、○○は慌てて否定した。
『なっていません!』
「な~んだ。そっかぁ。それなら良かった」
○○が否定すると、フロイドはあはっと笑って機嫌を直した。
「でもさぁ、ジェイドの耳飾りつけてる小エビちゃん見てると、何だかジェイドのものになったように見えて嫌なんだよねー。あ、そうだ。オレのもつけさせればいいんだ」
そうだそうだとフロイドも自分の耳飾りを外し、○○の右側の耳に耳飾りをつけた。
「うん。これで良し」
「○○さん!」
○○の後を追い駆けてジェイドがこちらにやって来た。
オクタヴィネル、モストロ・ラウンジでバイト中の○○。厨房にオーダーを伝える為に中に入ると、何かが小さくキラリと光った。
「お疲れ様です。○○さんはそろそろ休憩に入って下さい」
○○の近くの台でドリンクを作っていたジェイドがニコリと微笑んで振り向く。
先程の光はジェイドの耳飾りが照明に反射した光だったようだ。ジェイドが動く度に揺れる耳飾り。デザインが素敵だなって思う。
『・・・耳飾り、いいなぁ』
自分もつけてみたいと思っていたら、思わずそう口にしていた。ハッと自分の口を押えたが、しっかりとジェイドは聞いていた。
「僕の・・・ですか?フフ。良ければつけてみますか?」
『い、いいんですか?』
それは有り難いと耳飾りを外すジェイドに、手の平を差し出す。その上に乗せて欲しいという意味だったのだが、ジェイドは「つけて差し上げますよ」と言って○○の耳に触れる。
(ちょっと・・・擽ったい・・・)
身を屈めて耳飾をつけるジェイドの顔が近く、異性の指が耳に触れているこの状況。顔を赤くせずにはいられない。
(フフフ。こんなに赤くして・・・。何て可愛らしいのでしょう)
目を細めて○○を見つめると、ジェイドと目が合った○○は俯いてしまった。
「そんな愛らしい反応をされてしまうと、喰べたくなってしまいますね」
『・・・え?』
今ジェイドは何と言った?一瞬怖い言葉を聞いたような?
「耳飾り、つけ終わりましたよ」
『あ、ありがとうございます』
自分と同じ左側の耳に、自分の耳飾りをつけた○○。自分の耳飾りをつけて喜んでいる○○は、耳飾に触れたり少し揺らしている。自分の装飾を付けた○○を見ていると、何だか自分のものになったように見えた。
『私、ちょっと鏡で見て来ますね!』
「え・・・っ」
○○はジェイドの耳飾りをつけたまま、厨房を出て行った。
「あ。小エビちゃーん。今から休憩?オレも一緒に・・・。何ソレ?」
更衣室に向かって廊下を走っていると、VIPルームからフロイドが出て来た。フロイドは○○に気付くと早歩きでニコニコと近寄って来たのだが、何かが気に障ったらしく、低音になってしまった。フロイドの視線はジェイドの物の耳飾りに注がれている。
『こっ、これはジェイド先輩から盗んだんじゃないですよ!?本人からつけてもらって・・・っ』
「ジェイドが?小エビちゃん、ジェイドの番になったの?」
何でジェイドの耳飾りを借りてつけているだけでそういう発想になったのかはわからないが、○○は慌てて否定した。
『なっていません!』
「な~んだ。そっかぁ。それなら良かった」
○○が否定すると、フロイドはあはっと笑って機嫌を直した。
「でもさぁ、ジェイドの耳飾りつけてる小エビちゃん見てると、何だかジェイドのものになったように見えて嫌なんだよねー。あ、そうだ。オレのもつけさせればいいんだ」
そうだそうだとフロイドも自分の耳飾りを外し、○○の右側の耳に耳飾りをつけた。
「うん。これで良し」
「○○さん!」
○○の後を追い駆けてジェイドがこちらにやって来た。
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