爆弾処理班を要請します
「はるか」
囁くように名前を呼びみちるはソファに腰掛けるはるかを背後から抱きしめる。
はるかはそんな様子のみちるに珍しいな、と思いながらなんだい? と返事をする。
「ふふ、はるか」
「んー? どうしたんだい? お姫様」
何が楽しいのかみちるはくすくすと笑いながら何度もはるかの名を呼ぶ。
はるかはそんなみちるが可愛くて仕方がないと思いながらもあまりにもいつもと様子が違うのでもしかしてお酒でも飲んだのか? と疑問に思う。
「みちる、酔ってる?」
「酔ってないわ。まだお昼よ? お酒なんて飲むわけないじゃない」
「だよなぁ……」
そんな会話をしながらもみちるはずっとはるかを抱きしめぐりぐりと頭をはるかの首筋に押し付ける。
はるかはみちるに何かあったのだろうかと考えるがみちるの表情や雰囲気からそれは無いと悟りそしてまあみちるが可愛いからいいや、と考えることを放棄した。
「ねえ、はるか」
「ん?」
「ちゅう、して?」
「へ?」
はるかは耳元で囁かれたにも関わらず己の耳を疑った。
普段みちるはキスを強請る時は瞳だけで強請ってくるし、言葉にしたとしてもキスして? だった。だからはるかは今のは聞き間違いなのではないかと考える。
「ねーえ、はるかってば。ちゅうしてよ」
「え、あ、うん」
再びのみちるの言葉に聞き間違いではないことに混乱しながらも顔を振り向かせてみちるの唇に触れるだけのキスをした。
するとみちるは大変満足そうに笑い、今度は自分からはるかにキスをして更にはこれまた普段絶対しない背もたれを跨いでソファに乗るという行動を取った。
ソファに乗るとそのままはるかの膝の上に座り今度は正面からはるかを抱きしめ再び首筋に顔を埋める。
「み、みちる?」
「なぁに?」
「いや、何、はこっちのセリフなんだけど……」
「なんでもないわ」
なんでもないわけないだろ……っ!! と心の中で叫びながらもはるかはそっとみちるを抱きしめてみちるの体温を感じる。
本当に、どうしちゃったのだろうというくらいみちるははるかに甘えてきてそれに困惑しながらもはるかの心には嬉しい気持ちが溢れていた。
「はるか、すき。だいすきよ」
極めつけにそんな言葉を口にしながらみちるははるかの首筋にキスマークをつける。
はるかはその瞬間己の欲が爆発するのを感じた。
「みちる……っ!」
そのままソファに押し倒そうとしたはるかはその寸前で気付いた。
自分の腕の中からすぅすぅという気持ちのいい寝息が聞こえることに。
『うっそだろ!? このタイミングで!?』
はるかは愕然としながら今までのみちるの行動を思い返しそれはもしかすると眠気からくる行動だったのかと考える。
そういえばみちるは眠りに落ちる直前にいつも擦り寄ってきたり甘えたりする行動を取る。しかしみちるはすぐに眠りに落ちてしまうからそれは一瞬の出来事なのだ。
今日は眠るものかと抗っていたのか、単に寝付きが悪かったのか、その甘える時間が限りなく長かっただけのようだった。
「……また、見たいな」
そう呟くはるかはここ最近忙しくてあまり眠れていなかったみちるを起こしたくない気持ちとみちるを起こして愛したい気持ちとを葛藤させながらせつな、ほたる、早く帰ってきてくれ! と心の中で叫んだ。
囁くように名前を呼びみちるはソファに腰掛けるはるかを背後から抱きしめる。
はるかはそんな様子のみちるに珍しいな、と思いながらなんだい? と返事をする。
「ふふ、はるか」
「んー? どうしたんだい? お姫様」
何が楽しいのかみちるはくすくすと笑いながら何度もはるかの名を呼ぶ。
はるかはそんなみちるが可愛くて仕方がないと思いながらもあまりにもいつもと様子が違うのでもしかしてお酒でも飲んだのか? と疑問に思う。
「みちる、酔ってる?」
「酔ってないわ。まだお昼よ? お酒なんて飲むわけないじゃない」
「だよなぁ……」
そんな会話をしながらもみちるはずっとはるかを抱きしめぐりぐりと頭をはるかの首筋に押し付ける。
はるかはみちるに何かあったのだろうかと考えるがみちるの表情や雰囲気からそれは無いと悟りそしてまあみちるが可愛いからいいや、と考えることを放棄した。
「ねえ、はるか」
「ん?」
「ちゅう、して?」
「へ?」
はるかは耳元で囁かれたにも関わらず己の耳を疑った。
普段みちるはキスを強請る時は瞳だけで強請ってくるし、言葉にしたとしてもキスして? だった。だからはるかは今のは聞き間違いなのではないかと考える。
「ねーえ、はるかってば。ちゅうしてよ」
「え、あ、うん」
再びのみちるの言葉に聞き間違いではないことに混乱しながらも顔を振り向かせてみちるの唇に触れるだけのキスをした。
するとみちるは大変満足そうに笑い、今度は自分からはるかにキスをして更にはこれまた普段絶対しない背もたれを跨いでソファに乗るという行動を取った。
ソファに乗るとそのままはるかの膝の上に座り今度は正面からはるかを抱きしめ再び首筋に顔を埋める。
「み、みちる?」
「なぁに?」
「いや、何、はこっちのセリフなんだけど……」
「なんでもないわ」
なんでもないわけないだろ……っ!! と心の中で叫びながらもはるかはそっとみちるを抱きしめてみちるの体温を感じる。
本当に、どうしちゃったのだろうというくらいみちるははるかに甘えてきてそれに困惑しながらもはるかの心には嬉しい気持ちが溢れていた。
「はるか、すき。だいすきよ」
極めつけにそんな言葉を口にしながらみちるははるかの首筋にキスマークをつける。
はるかはその瞬間己の欲が爆発するのを感じた。
「みちる……っ!」
そのままソファに押し倒そうとしたはるかはその寸前で気付いた。
自分の腕の中からすぅすぅという気持ちのいい寝息が聞こえることに。
『うっそだろ!? このタイミングで!?』
はるかは愕然としながら今までのみちるの行動を思い返しそれはもしかすると眠気からくる行動だったのかと考える。
そういえばみちるは眠りに落ちる直前にいつも擦り寄ってきたり甘えたりする行動を取る。しかしみちるはすぐに眠りに落ちてしまうからそれは一瞬の出来事なのだ。
今日は眠るものかと抗っていたのか、単に寝付きが悪かったのか、その甘える時間が限りなく長かっただけのようだった。
「……また、見たいな」
そう呟くはるかはここ最近忙しくてあまり眠れていなかったみちるを起こしたくない気持ちとみちるを起こして愛したい気持ちとを葛藤させながらせつな、ほたる、早く帰ってきてくれ! と心の中で叫んだ。
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