異常
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次の日、私は学校を休んだ
また、あの光景を見なくてはいけないのではないか
という恐怖と
友達だと思っていた人達が
あんな化け物に変化してしまう、
という現実を受け入れられなかったからだ
彼女達からは朝から
メッセージが届いていたが、
読まずに消去した
しつこくなる音に嫌気がさして、
拒否をしたのは
ちょうどお昼位だっただろうか…
【体調大丈夫??】
【さつきいないからつまんなーい】
【ノート取っておいたからね!】
私を心配する言葉は全て作られたものだから
迷わず消せた
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夕方、そろそろ部活に出ている人も帰るだろう時間…
仰向けになりながらスマホを操作していた流れで
SNSをひらいていたところ、
少し変わったものがながれていた
数秒眺めていたら、そのまま真っ黒になった
「…このままこの地獄にいるか、」
呟きながら体を起こした
「それとも、
そして、勢いをつけて立ち上がる
制服に着替えて鞄を持つ右手
これから向かうのは学校だ
正しくは、
旧校舎の音楽準備室だ
一睡もできずにクマのできた
顔色の悪い私は
異常な世界からの脱出を夢見てしまった