お題短編小説
【今回のお題】
・パルパル・迷子
・ニンテンドースイッチ
・金ちゃんヌードル
ーーーー・・・・
私はいつもパルパルで働くスタッフだ。
主に迷子センターの…。
今日も1人、迷子の男の子が連れられて来た。
歳は小学3、4年生くらい。
彼は不安げな表情も、泣くこともなく手に持っていたニンテンドースイッチで1人遊んでいた。
無表情…。
可愛げないっちゃないけど、ずっと泣かれるよりはマシだ。
そう思っていた時、大きな泣き声が聞こえて来た。
「迷子の女の子です、よろしくお願いします」
泣いてる女の子と一緒に入って来たお兄さんはそう言ってすぐいなくなってしまった。
「えーと…」
私は泣く女の子を宥めつつ、名前と歳、どこから来て誰と来たのかを聞く。
女の子は泣きながらも小さく答えてくれた。
「じゃあ今お父さん達呼ぶから、少しの間待っててね」
頭を撫でてマイクで親御さんに迷子のお知らせをする。
女の子はその間も泣き止むことなくグスグスと泣いていた。
年齢聞いた感じ小学生1年くらいだし、そりゃ不安にもなるよね。
う〜ん、何とか泣き止んで欲しいけどどうすれば…。
腕を組んで考えていると、先に迷子になっていた男の子が女の子に近づいていく。
「…ゲーム、一緒にする?」
笑顔もなく、ぶっきらぼうそうな表情だが、声は優しい。
泣いていた女の子はそんな男の子に驚きつつも、にっこりと笑って2人でゲームを始めていた。
何だ…?この癒しの空間は…。
それから数十分して女の子の親も、男の子の親もやって来た。
2人は一緒に遊んでいる内にすっかり打ち解けた様で、楽しそうに遊んでいた。
それを見守っていた私の心は綺麗に洗われた気分になる。
子供って凄いよなぁ、知らない子同士でもすぐ仲良くなれる。
はぁ…、泣いてる子の対応は大変だけど、あーいう小さい子が一緒に遊んでるの見ると癒されるなぁ。
私はニコニコしながらお昼ご飯の金ちゃんヌードルにお湯を注いだ。
・パルパル・迷子
・ニンテンドースイッチ
・金ちゃんヌードル
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私はいつもパルパルで働くスタッフだ。
主に迷子センターの…。
今日も1人、迷子の男の子が連れられて来た。
歳は小学3、4年生くらい。
彼は不安げな表情も、泣くこともなく手に持っていたニンテンドースイッチで1人遊んでいた。
無表情…。
可愛げないっちゃないけど、ずっと泣かれるよりはマシだ。
そう思っていた時、大きな泣き声が聞こえて来た。
「迷子の女の子です、よろしくお願いします」
泣いてる女の子と一緒に入って来たお兄さんはそう言ってすぐいなくなってしまった。
「えーと…」
私は泣く女の子を宥めつつ、名前と歳、どこから来て誰と来たのかを聞く。
女の子は泣きながらも小さく答えてくれた。
「じゃあ今お父さん達呼ぶから、少しの間待っててね」
頭を撫でてマイクで親御さんに迷子のお知らせをする。
女の子はその間も泣き止むことなくグスグスと泣いていた。
年齢聞いた感じ小学生1年くらいだし、そりゃ不安にもなるよね。
う〜ん、何とか泣き止んで欲しいけどどうすれば…。
腕を組んで考えていると、先に迷子になっていた男の子が女の子に近づいていく。
「…ゲーム、一緒にする?」
笑顔もなく、ぶっきらぼうそうな表情だが、声は優しい。
泣いていた女の子はそんな男の子に驚きつつも、にっこりと笑って2人でゲームを始めていた。
何だ…?この癒しの空間は…。
それから数十分して女の子の親も、男の子の親もやって来た。
2人は一緒に遊んでいる内にすっかり打ち解けた様で、楽しそうに遊んでいた。
それを見守っていた私の心は綺麗に洗われた気分になる。
子供って凄いよなぁ、知らない子同士でもすぐ仲良くなれる。
はぁ…、泣いてる子の対応は大変だけど、あーいう小さい子が一緒に遊んでるの見ると癒されるなぁ。
私はニコニコしながらお昼ご飯の金ちゃんヌードルにお湯を注いだ。