お題短編小説

【今回のお題】
・クリスマス・黒髪ヤンキー
・ゲーセン・香水の香り


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今日は待ちに待ったクリスマス。
私は彼氏の黒髪ヤンキー君と一緒にゲーセンに遊びに来ていた。

高校生が遊びに行ける所なんて知れてるよね。
「あのぬいぐるみ可愛い…」
ポツリと呟いたその言葉を、ヤンキー君は聞き逃さなかった。
「…あれが欲しいのか?」
そう言って私が見ていたクレーンゲームの前に立ち、プレイし始める。
「え、取ってくれるの!?」
「クリスマスだしな、特別だぞ?」
ニヤッとして笑う彼に、私は少しドキッとしてしまう。

彼のプレイを近くで見ていると、彼の香水の香りがした。
シトラスな爽やかな匂い。
側にいるんだと思うと、ドキドキが増して顔が熱くなるのを感じた。
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