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転がって魔術学園 3章


「死ねぇ!」

真正面から目にも止まらない速度で突っ込んできたのを直感で大きく右側に身を投げて交わした。

「何で避けてんだてめぇ!?」

「避けなきゃ死ぬだろうが!」

「もう一回どっかで死んでんだろがぁ!」

「死んでねぇ!まだ死んでねぇから!」

「死んでなきゃ此処に来れるわけねぇだろうが!嘘ついたな!今閻魔の俺に嘘ついたな!
 嘘つきは舌引きちぎった後、針山でハチの巣にして石臼でミンチにしてやらぁ!」

「嘘ってそんな重罪だったけ!?」

「うるせぇぇぇぇぇ!しらねぇぇぇぇえ!とにかくいっぺん死ねぇ!?」

「閻魔が投げた!匙投げたぞ!うおおおおおおおおおお!?」

また真正面から猛烈な速度で突っ込んでくる。
幸いと言っていいかどうやらブチギレているせいか、真っ直ぐしか突っ込んでこないが、
しかし尋常じゃない速度で突っ込んでくるのでこのまま避けきれずに死んでもおかしくない状況である。

「避けんなっつってんだろうがぁ!?」

「まだ死にたかないわ!落ち着いて話し合おう!話せばわかる!」

「二つ教えてやる・・・口は禍の元、それと地獄の閻魔は地獄耳だ!来世まで反省してろや!」

「いったの俺じゃないって言ってるだろうが!?うおあ!?」

「くっそが!避けんなつって・・・あ?」

「ははははははは!さっきのは痛かったぞ!?切れたおふくろの拳骨ぐらいには痛かったぞ!?」

「すごい音してたと思ったけどそんな威力だったの!?」

「いや、さっきのはブチ切れた右ストレートだ」

「(もう訳わかんね)」

「生きてやがったか・・・いや死んでんのか?まあいい・・・もう一回だ」

「一回だけじゃすまないの!?」

「うるせぇ!?おまえの分の一回だ!」

「それもう、ただの八つ当たri」

「死ねぇぇぇぇぇ!?」

「うおわああああああああ!?」

「お前の相手はこの俺だあああ!?」


そして最後の戦いが今始ま―――らねぇよ?
長いから割愛だ

「んだよ・・・日の丸んとこのガキかよ?」

「はっはっは!いやぁ父さんぐらいは強かったな!流石閻魔といったところか!」

「様をつけろ、様を・・・ったく、引き分けだったにしても一応こちとらウン万年生きてんだからな?」

「ははははは!悪いな!」

「悪いと思ってねぇだろ・・・はぁ・・・ンでそっちのガキが用あんだったな?」

「はあ、元の世界に帰るんだったら地獄はどうだって雪華さんが・・・」

「ん?ああ!サンズがどうとか言っていたぞ!」

「三途の川かぁ?あれ、死んでからじゃねぇと渡れねぇけど・・・なんだ?お前死ぬのか?」

「いえ、死にません」

「んじゃ無理」

「今までの苦労は・・・」ガックリ

「まあ気を落とすな!」


「もとはと言えばあんたが余計なこと言ったっせいだろうが!」
「もとはと言えばお前ぇが余計なこと言ったっせいだろうが・・・」
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