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転がって魔術学園 3章


閑話休題

所戻ってどことも知れぬ暗闇の中。

「さて・・・本物だといいんだけど・・・」

「よぉ、依頼はすんだんか?」


いつの間に近づいてきたのか、年の頃は自分と同じだろう男の声が暗闇から聞こえてきた。


「斬鬼かい?」

「ああいう依頼は任せちゃくれないのかい?デスメーカーさんよぉ?」

「君たちは拉致は向かないでしょ?」

「まあなぁ」

「適材適所だよ、まあ素材が入ってこない分、僕も暇だしね」

「まあお前はそうか、大変だなぁ」

「こういう時は君たちが羨ましいよ、そっちは替えがきくし?」

「そっちは素材が1種類しかねえしな?」

「化け物に気づかれると面倒臭いしね、大人しくしてないとなんだけど・・・ちょうどいい人型のバケモノって心当たりは?」

「アイツらには不評なグール、リビングデッド、そこそこのデミビートルとかぐらいだろ?」

「うーん・・・どうしようかな、作品用にでも狩ってこようかな?あっそう言えば砕鬼や刺鬼は?」

「我慢できねぇって俺置いて先行っちまったよ」

「ありゃ」

「可愛い妹分たちなんだがなぁ・・・どうにも手の掛かるとつーか、手に負えねぇっつーか・・・はぁ」

「はははは」

「まあいいや、俺の取り分なくなるし、んじゃな」

「はいはい、目立ちすぎないようにね」

「まあ、あいつ等に言ってくれや」

「うーん、僕からだと聞いてくれないしなー」

「はっはっはっは!おっとそうだそうだ、前の作品、そろそろ痛むだろ?早めによこしてくれよ?腐りかけは美味いがもうちょっと行くと味が落ちる」

「ほんと君たちは頓着しないよねー同族の肉でも喜んで食べちゃうんだから」

「?肉は肉だろ?食わなきゃ勿体ねぇ」

「まあいいけどさ、そろそろ間に合わなくなるよ?」

「やっべ!?急がねぇと!じゃな!」

「はいはーい」

と雰囲気のみなら和やかなでも物騒な会話だが、どうにもイフ教は少し頭のねじが跳んでる人たちの集まりだったという再確認でございました。
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