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転がって魔術学園 3章


「まあ、しゃーねぇよなぁ・・・恨むのはあの戦闘馬鹿だけにしとこっと」

ポジティブにいかないとねこの世界生き残れないわ・・・
よく言うじゃない?悲観論で事態を考え、楽観論で行動せよ、みたいな感じだっけ?

「あっ!旦那様、こんな所に居たんですね!探しましたよ!」

なんて止めどない事を考えながら現実逃避していると、いつものが来た。
定食の定番メニューみたいな言い方だが、多分間違いではないだろう・・・
どちらにせよ、その内喰われるか、喰わされるかの違いだろうし・・・やらせはせん!やらせはせんぞ!?
そこらへんは警戒しとかんと、本気でヤバい。
差し当たってこいつの家にはもう絶対行かない。

「・・・と言う訳で、私の家に行きましょう!」

「待て待て待て!何がと言う訳でなんだ!」

「まあまあ、早く行きましょう!」

「え!ちょ、m・・・(畜生!フラグだったか!)



―日の丸家道中

「で、なんで俺は連れてかれてるんだ?あと手をそろそろ放してくれ」

「いえ、旦那様ってコミュニティ入れなかったじゃないですか」

「ああ、お宅のアニキの所為でな、てか手の件、無視か?おい・・・」

「それで、家のコミュニティに入りませんか?・・・と」

「いや、お前んとこのコミュニティ、家族限定じゃん」

「大丈夫です!そのうち家族になるじゃないですか!」

「いや、ならないぞ?」

「え!?」

「いやいや、何でそんなに驚く?」

「いやいやいや!何故です!もしかしてあの依頼の時の女ですか?スイマセン用事を思い出しましたすぐに済むので先に逝ってください」

「おい、待て待て!なんで女限定なんだ!てか絶対嘘だ!どう考えても包丁が必要な用事はそんなないし!
 どっから包丁取り出した!ちょっと待て、お前を行かせる訳にいかない!って力強いなお前!誰か!ヘルプ!ヘルプミー!ギブミーヘルプ!」

「放して!放してください!あの女殺せない!」



「・・・何故かしら、悪寒が・・・風邪かしら」



その後の道中は、誤解を解くのでほぼ使い尽くした。
そして、何処かのコミュニティ入るなら流血沙汰になるかもしれない。
コミュニティ入れなくね?

マジか・・・
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