ショート☆ショート

フージョル(グロ)
フーゴ病んでます。

「ッ……」
「どうしたのです?フーゴ」
「いえ、指を切ってしまったみたいです」

よく見ると血が出ている。フーゴはジンジンするが何とかこらえて作業をする。そんなフーゴを見て、デスクワークをしていたジョルノがフーゴに近寄る。そして、ペロリと切れた指をなぞった。

「!?」
「舐めれば治ると言いますし。フーゴの血は美味しいですね」

いきなり舐められてドキッとするフーゴ。ジョルノは気にしていないようだがフーゴはというと、敬意……というより意中の相手に舐められたわけだから心臓がうるさい。そして、そんなことを言われてしまうわけだからフーゴは錯覚してしまう。こうすればジョルノに気に入られるのだろう、と。

「ジョジョ、こういうの好きなのですか?」
「どういう?」
「血を舐めるの」
「いや、別に」
「血が好きなら……僕は……」

そう言って首にフォークを刺そうとする。そのフォークはだんだんと肉に食い込んでいく。ズブリと音がし始める。

「いくらでも血をあげたい」
「フーゴ……!」
「ジョジョ、僕の血液を、飲んで……」

ダラダラと流れ出す血が床に流れ出す。首元がどくんどくんと波打ち始める。慌てて止めるジョルノ。

「フーゴ、やめろ」
「ジョジョ、ジョジョのためなら僕は何でもしてあげたいんだ……。血が好きなら、飲んで下さい……それで喜んでくれるなら僕は幸せです……」
「……ゴールドエクスペリエンス」

すぐにジョルノはフーゴを治す。

「げほっげほっ……」
「フーゴ。僕はそれを望んではいない。あなたが傷付くのを見たくない」
「ジョジョ……」
「でもその忠誠心は嬉しい。これからは自分を傷つけることじゃあない、別の形で見せて」
「ジョジョ、あぁなんて優しいんだ!」

首から流れ出す血は既に止まり痕さえ無くなった。ジョルノの優しさにフーゴはまた忠誠を誓った。



ヤンデレ(自虐)フーゴたんハスハスんで、だんだんフーゴがジョルノ様に「パニー」って呼ばれていればいい、私が。
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