ショート☆ショート

「パードレ、パードレ見てください」
「うむどうした?」
「カーズさんの真似(ニッコリ)」
「うううWRYYYYYYY!!!?はるのおおおお!? リス! 手首はどうした!!! そういうことしちゃダメだろう!! パードレの心臓とまるかと思ったぞ!」
「ニッコリ」
「カーズも乗るな!」

荒木荘うりうり!

「全く、DIOがこんなに怯えるとか何したんだ君たちは」
「WRY……て、手が……はるのの手首が……」
「いえ、ちょっと手首がちぎれたのでリスにしてパードレを驚かせただけです」
「ちょっと手首が千切れた!? なにしたらそんなことになるんだ!?」
「それが面白かったから私も乗っただけだぞ」
「カーズは人じゃないからさておき君は人だろう!?」
「そうですね。かなり痛いですね」
「冷静! いやいや、だからってなジョルノ君、痛いのにそんなことしてまで父親を驚かせようとするなんて……」
「ちょっとした茶目っ気ですよ。ははは」
「いや笑えないからね? DIOもそろそろ足から離れてくれないか邪魔なんだが」
「トラウマがすごい……」
「ほらパードレ。もう治したんでそろそろ機嫌直してください」
「怖WRY……」
「面倒事を増やさないでくれるかジョルノ君……あれ、ところでディアボロは……」
「ああ、ディアボロならさっき暇だったのでお灸を据えました」
「暇だからってディアボロをいじめるのはやめてくれないか? 面倒だから……」
「そうだディエゴとアイスを食べに行く約束をしていたのです」
「いつのまにそんな約束をしていたんだはるの!」
「つい先日ばったり会ったときに。アイスを奢ってくれると快く言ってくれたのでジョニィのいる場所を教えました」
「アイスのために君は親族を売ったのか……親譲りの暴虐っぷりだな」
「人探しをお手伝いしただけなのでそんな売ったなんて人聞きの悪い。あとちゃんとジョニィから文句を言われたので問題ありません」
「あぁジョルノ、来てたか」
「ディエゴ。奢ってください」
「二言目から図々しさがにじみ出てるのはそこの吸血鬼と変わらんな、流石親子だ」
「はははその親子の一巡後がなにをおっしゃる」
「頼むから喧嘩しないでくれ」
「しませんよ、こう見えて僕たちは仲がいいのです」
「なー」
「二人して棒読みじゃあないか」
「そこはそれ。とにかく行ってきます」
「暗くならないうちに帰ってくるのだぞはるの」
「いつのまにか立ち直ってるし」
「はい、行ってきます」
22/22ページ
スキ