joy!

「ノックしてもしもぉーし?」
「なんだお前か」
「むぅ……それは酷いっすよセンセーせっかくチョコレート持ってきたのに」

ドアの前で仗助はニコニコしていた。露伴はそれを見て嫌そうに顔をしかめる。実際は嬉しいのだがどう接していいか分からないのだ。

「チョコレート?」
「そうっスよ!手作りなんっスから」
「それ、大丈夫なのか?」
「どういう意味っ!?」

頬を膨らませる仗助に、また怒らしてしまったなぁと慌てる露伴。仗助は怒ると収拾つかないのだ。

「ねぇさんたちも手伝ってくれたんっスよー」
「なら安心だな、ありがたく貰っておこう」
「ちょっと最初が気になるけど……はい!」

可愛らしいチョコレートの包みを露伴の前に出す。

「ふん、お前にしてはよくできたほうだな」
「むぅ、あたしだってお料理出来るんっスから!いいお嫁さんになりますよぉ」
「随分な自信だな」


将来のお嫁さんになってくれないか。

「なんて、言わないけどな」
「え?何か言ったっスか?」
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