joy!

一回も落ちることなく進んでいく二人。

「なかなかやるな花京院……だがこの勝負、必ず勝ちますよ」
「それはどうかな」

すごい接戦をしながら二人は進んでいく。アイテムboxへと二人は突っ込んだ。テレンスは某赤キノコ、花京院はカミナリだ。

「花京院はカミナリ、テレンスはスーパーキノコだぁ!両者とも一歩も惹引かない大接戦!!」
「言っちゃったよ……」
「フッ、小さくなったからなんだというのか!」

そして次々と難所を超えていく二人に周りは圧巻。スピードワゴンは興奮気味に実況を続ける。
そして事件は起こった。最終面での事。アイテムboxを開いた時だ。

「おーっと!!?花京院、チートのキラーが登場だァ!テレンスの方は巨大きのこ!なんて引き運の強い奴らっ!!因みに管理人はキラー大好きだそうで」
「知ったこっちゃねぇよ」
「……これで差をつける!!」

キラーを使い一気に突き抜ける花京院。しかしそれに全く動じないテレンス。

「ふふふ……花京院、なぜ私が焦っていないのか、分かりますか?」
「なにをする気だ……?まさか!」

テレンスはわざとコースアウトさせた!落ちた先には……

「コースカット……!」
「Exactly(その通りでございます)そして!私はもうゴール直前だ!」

それと同時にテレンスはゴールした。花京院はがくんと膝から崩れ落ちる。

「侮っていた……負けるはずがないと!」
「テレンスゴォール!コースカットを駆使して華麗なゴールを決めたァー!!今のを見てどうだった!?ジョジョ」
「手に汗にぎる展開!華麗な戦い!まさかのどんでん返しの繰り返し……!見ているこっちも楽しかったわ!」

興奮気味にジョセフは語る。うんうんと頷きスピードワゴンはテレンスに感想を聞いた。

「今の気持ちは?テレンス!」
「当然の結果、ですね」
「すげぇ自信だぁ!」

テレンスはドヤ顔をしていた。凄くいい笑顔で。一方の花京院は全ての終わりかのような表情だった。

「花京院……」
「あぁ承太郎か……ごめん、負けちゃったよ……せっかくかっこいい所見せようとしたのに……」

承太郎は花京院の隣に座る。激しく落ち込んでいる花京院。

「その、かっこよかったぜ……」
「えっ……」
「あぁほら、だから、そこまで落ち込む事はねぇ」
「承太郎っ……」

少々涙ぐみながら花京院は承太郎を見る。承太郎はというとひょっとしたら今凄く恥ずかしいこと言ったんじゃあないか?と我に返ったらしく、顔を真っ赤にして花京院に肘うちを食らわした。

「ぐっ……」
「あっ、わりぃ……ってこら!姉貴笑うな!ワゴンうるせぇ何だその笑顔は、テレンスもやめろ!ディオお前もだ!」

いつものクールはどこに行ったのか周りのギャラリーに食って掛かる。
こうして第一次ゲーム大戦は幕を下ろした。

.*・゚次回予告.゚・*.

「次はこれだ……このASBでテレンス、お前との対戦を希望したい」
「グッド」

また始まる……

「僕は自分を使おう」
「ならば私はDIO様を使わせていただきます」

ゲーマー魂を掛けた……

「いいだろう。このゲームはやりこんである」
「なっ……!?花京院、今なんと?」
「二度言う必要はない」

壮絶な戦い……!

「くっ……答えろ……!答えろ花京院んんん!!!」
(もう二度とあの惨めな花京院には戻らない!)
「侮っていた!こいつ……花京院の底力をっ!!」

第二次ゲーム大戦
公開未定!
あの熱い戦いを、もう一度。
※こんな真面目ではありません
69/98ページ
スキ