joy!

「……と、言うことです」
「なんてずるい過去なんだ」

不満げにメローネが言う。自分よりジョルノに早くあったギアッチョが羨ましいし黒髪ジョルノ見たいし小さな頃のジョルノ見たいし写真欲しいし!とメローネがブツブツ言っているのに少々イラつきながらギアッチョはジョルノに話しかける。

「しかし、こんなところで会えるなんて思ってなかったぜ」
「えぇ、僕もです」
「はるの、大きくなったな」
「もう、今はジョルノですってば」

昔の呼び方で呼ばないでください。と照れくさそうに言うジョルノに少しキュンときたギアッチョ。すぐにそんな邪な考えを隅に追いやろうとした。

「また、いっぱいお話できますね」
「だな」


昔からあるこの気持ちはなあに?
(きっとおそらく、ぜったい恋だね!)
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