joy!

ジョルノ「遅くなりました皆さん。あけましておめでとうございます」

一人で歩いていたジョルノは待ち合わせ場所になっている鳥居の前にやってきた。そこにはもうすでに数人が集まっていたのだった。

ナランチャ「ジョルノ!あけおめだぜ!」
トリッシュ「あけましておめでとう!ジョルノ」
ミスタ「あけおめー」
フーゴ「あけましておめでとうございます。ジョルノ」

いつも一緒にいるメンバーである。今日も元旦に集まろう!とナランチャが言いだして集まったのだ。

ジョルノ「ではみなさん行きましょうか」
トリッシュ「にしても、すごい人ごみ……」

神社は参拝客でうもれている。カップルもいれば家族と来ている人も。

ジョルノ「はぐれちゃいそうですねぇ」
ミスタ「だな」

鳥居をくぐって本堂へ向かう。その途中で屋台があったのでそこでなんか買ったり(主にナランチャが)して行った。

フーゴ「あれ、ブチャラティ?」
トリッシュ「えっ!どこどこ」
フーゴ「ほらあそこに」
ナランチャ「ほんとだっおーい!ブチャラティ!」
ジョルノ「ちょっとナランチャ!はぐれますよ」

そう言ってジョルノは走り出そうとしたナランチャの腕を掴む。ナランチャは少しキョトンとしてから、立ち止まった。

フーゴ「全く……落ち着いて行きましょう?」
ナランチャ「おっおう!」
ジョルノ「あれ、アバッキオ先生?」
ミスタ「あ、ホントだな増えた」

奥で見かけたブチャラティの隣にはいつの間にかアバッキオがいた。

トリッシュ「行くわよ!」
ミスタ「行くか!」
ジョルノ「ナランチャ、迷子にならないようにして下さいね」
ナランチャ「俺はそんなガキじゃあねぇもん!」
フーゴ「先ほど未遂でしたが……」

五人は二人の元へと向かったのだった。そこにはお雑煮があるらしい。

『あけましておめでとうございまーす』
ブチャラティ「あけましておめでとう」
アバッキオ「なんだ、お前たちも来たのか」
ジョルノ「相変わらず癪に障りますね、先生」
アバッキオ「お前には言われたくない」

ワイワイと騒ぎながら皆でお雑煮タイム。

ナランチャ「ブチャラティ俺らに隠れてお雑煮食ってやんの!俺も食べる!」
ミスタ「いや、隠れてはないだろ」
トリッシュ「私も食べたい!」
ジョルノ「取ってきましたよ、お雑煮」
フーゴ「あっつい……」

そして、お雑煮を食べながらナランチャたちはブチャラティにお年玉をねだりはじめた。

ナランチャ「ブチャラティお年玉くれよー!」
トリッシュ「あ、私も欲しい!」
ブチャラティ「いや。あげないぞ」

なんだよケチー!とナランチャが騒ぎジョルノは静かにお雑煮を食べる。ミスタはブチャラティにお年玉をねだりはじめた。

ブチャラティ「年明けのテストで10位以内とったら、ハーゲン○ッツやるよ」
ミスタ「無茶言うな!!ハードル高ぇよ!」
フーゴ「いい年になりそうですね」
ジョルノ「えぇ、ほんと。今年も宜しくお願いしますね」
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