そして夕方…

『ただいまー』
「おかえりなさい」

仗助と徐倫が帰ってきた。そのあとにジョニィが、そしてジョルノが帰ってきた。

「ただいま…」
「あっ、承ねぇお帰りなさいっス！」

承太郎が帰ってきた。それに真っ先に反応したのは仗助である。絶賛承太郎反抗期の徐倫はと言うと…無視していた。承太郎は地味に傷つきながらも平然を保っていた。

「もう…徐倫！承太郎傷ついてるじゃない！いくら嫌いだからってあからさまな嫌々アピールはどうかと思うよ！」

ジョナサンはフォローなっていないフォローをしたせいで承太郎は肩を落とした。

「一番傷付いた」
「ジョナねぇ…やめたげてよ…」
「ジョナサン。ジョセフ、少し遅くなるって。」
「あ、そうなの？ならもう食べよっか。」

皆が席につき…

『頂きます』

それからたわいもない話をしながら楽しい食事をした。その途中ジョセフが帰って来たり、ジョルノが生徒会長になった話などなど。

・・・
夜、ジョナサンの部屋の窓から。ガラッ

「おい、ジョジョ！」
「うわあっ！なんだディオかぁーたまには玄関から入ってきてよね」

そう。深夜の来客とは幼馴染みのディオでジョナサンの恋人でもある。彼はたまに昼も会うが夜に窓から入ってくることが多い。ディオは十二歳からの知り合いで、十九歳にめでたく恋人になった。

「今更だろうが」
「ここ、三階だよ」
「関係ない」
「大有りだよ！」

もー落ちたらどうする気？とどうやって入ってきたかより落ちたら危ないの方を優先し自分にお小言をいい始めるジョナサンを見てふっと微笑む。笑い事じゃない！と必死なのがとても可愛らしいなぁと思う。

「俺が、お前を残して死ぬわけ無いだろ」

とディオは似たりと笑いながらそう言った。ジョナサンはその台詞にボッと顔を赤くした。

「もう…君にはかなわないや」