joy!
「で。何で来たんだ」
「だからセンセーの家を見つけたからって言ったじゃないっスか」
仗助を居間に案内して、露伴は、紅茶のカップを用意する。それにお菓子貰えるかも知れないしーと嬉々として話す仗助。
「…あざといぞ。お前」
「そう言いながらお茶とお菓子だしてくれるんスね。いただきまーす」
お菓子を出したあとすぐに露伴は仕事に戻った。相変わらず素直じゃないっスね…と用意してくれたお菓子を食べながら仕事中の露伴を眺める。
(あーそうやって仕事してればカッコいいのに。意地張ってるから…)
仕事をしている露伴の後ろ姿をジッ…と見つめてそんなことを考える仗助。にしてもさすが売れっ子漫画家だ。お菓子がとても上等である。出されたお菓子はフルーツタルト。老舗でこの辺では有名な洋菓子屋らしい店で買ったもの。さくっとおいしい音を立ててタルト生地が切れる。フルーツがたっぷりと乗った甘いそれは、仗助が歓喜するには十分の物だった。
「おいしっー…」
「そんなにおいしいのか」
「あれ?終わったんスか?」
露伴が、お菓子に気を取られていた仗助の目の前にいつの間にか立っていた。
「僕の行きつけの店だぞ」
「露伴センセーお菓子食べるんスか?意外ー」
「意外ってなんだよ…来客用だ、来客用」
サクサクとタルト生地が心地よい音を立てる。
「こんなにおいしいの食べられるなら億泰たちつれてこれば良かったなぁー」
その言葉に少しむっとする。小さな嫉妬心が生まれるのだ。自分でもどうして生まれるのか分からない。
「だからセンセーの家を見つけたからって言ったじゃないっスか」
仗助を居間に案内して、露伴は、紅茶のカップを用意する。それにお菓子貰えるかも知れないしーと嬉々として話す仗助。
「…あざといぞ。お前」
「そう言いながらお茶とお菓子だしてくれるんスね。いただきまーす」
お菓子を出したあとすぐに露伴は仕事に戻った。相変わらず素直じゃないっスね…と用意してくれたお菓子を食べながら仕事中の露伴を眺める。
(あーそうやって仕事してればカッコいいのに。意地張ってるから…)
仕事をしている露伴の後ろ姿をジッ…と見つめてそんなことを考える仗助。にしてもさすが売れっ子漫画家だ。お菓子がとても上等である。出されたお菓子はフルーツタルト。老舗でこの辺では有名な洋菓子屋らしい店で買ったもの。さくっとおいしい音を立ててタルト生地が切れる。フルーツがたっぷりと乗った甘いそれは、仗助が歓喜するには十分の物だった。
「おいしっー…」
「そんなにおいしいのか」
「あれ?終わったんスか?」
露伴が、お菓子に気を取られていた仗助の目の前にいつの間にか立っていた。
「僕の行きつけの店だぞ」
「露伴センセーお菓子食べるんスか?意外ー」
「意外ってなんだよ…来客用だ、来客用」
サクサクとタルト生地が心地よい音を立てる。
「こんなにおいしいの食べられるなら億泰たちつれてこれば良かったなぁー」
その言葉に少しむっとする。小さな嫉妬心が生まれるのだ。自分でもどうして生まれるのか分からない。