joy!
「こんにちはっス!露伴センセー」
「…何でお前がうちの前にいるんだ…!」
岸辺露伴は只今、絶賛困惑中だった。インターホンが鳴ったので出ていったらこれだ。セーラー服に身をまとい、特徴的な髪を赤いリボンで結ってある仗助がドアの前に立っていた。
「今日は学校で講座があって、ちょうど帰りに寄り道したら見つけたんっスよ~」
お邪魔していいっスか?とニコニコしながら聞いてくる仗助に露伴ははぁっとため息をつく。いかにも断らないと分かっていて言っているような言い方だった。…まぁその通り断らなかったが。
「僕は忙しいんだが?」
「そう言いながらドアを押さえてくれるんスね。お邪魔しまーす」
言っていることとやっていることが逆である。
ぶつぶつと言っている露伴をおいて家に上がる仗助。
露伴は嫌そうな顔をしているが、本当の話、内心はすごく嬉しかったりする。どれだけ忙しくても迎え入れてしまうのは、仗助に対する恋愛感情から来るもの。ただそれを悟られると、恥ずかしいからという理由から来る強がり…いわゆるツンデレであって、本気で仗助が嫌いな訳じゃない。むしろ、好きだ。
仗助は仗助で、強く当たられるのを別に拒絶はしない。ただ、“なんか悪いことしたかなー?”と少し距離をおく。
だからと言って距離が離れていくばかりかといったらそうではない。仗助は露伴が“ただ拒絶しているわけではない”と知っているからだ。強がっている理由は知らないが、本当はすごく優しいということを知っている。
「…何でお前がうちの前にいるんだ…!」
岸辺露伴は只今、絶賛困惑中だった。インターホンが鳴ったので出ていったらこれだ。セーラー服に身をまとい、特徴的な髪を赤いリボンで結ってある仗助がドアの前に立っていた。
「今日は学校で講座があって、ちょうど帰りに寄り道したら見つけたんっスよ~」
お邪魔していいっスか?とニコニコしながら聞いてくる仗助に露伴ははぁっとため息をつく。いかにも断らないと分かっていて言っているような言い方だった。…まぁその通り断らなかったが。
「僕は忙しいんだが?」
「そう言いながらドアを押さえてくれるんスね。お邪魔しまーす」
言っていることとやっていることが逆である。
ぶつぶつと言っている露伴をおいて家に上がる仗助。
露伴は嫌そうな顔をしているが、本当の話、内心はすごく嬉しかったりする。どれだけ忙しくても迎え入れてしまうのは、仗助に対する恋愛感情から来るもの。ただそれを悟られると、恥ずかしいからという理由から来る強がり…いわゆるツンデレであって、本気で仗助が嫌いな訳じゃない。むしろ、好きだ。
仗助は仗助で、強く当たられるのを別に拒絶はしない。ただ、“なんか悪いことしたかなー?”と少し距離をおく。
だからと言って距離が離れていくばかりかといったらそうではない。仗助は露伴が“ただ拒絶しているわけではない”と知っているからだ。強がっている理由は知らないが、本当はすごく優しいということを知っている。