joy!

いざ夕食。姉妹全員がきちんと集まっていただきます。と挨拶をする。

「今日のオムライスどう?」
「美味しいッスよぉ~!」
「さすが姉貴だな」

絶賛されるオムライスにジョセフは不思議と笑みが溢れる。しかし、褒められたのはジョナサン。微妙な気分である。

「それね、今日はジョセフが作ったんだよ。良かったね!ジョセフ!」
「うん。どう?妹達よ!見直したかニャ!?」
「えっ!?ジョセ姉作ったのぉ!?」
「ありえねぇ……」

皆してざわつき、驚いている。ジョセフはムッとして、頬を膨らませた。

「ちょっと!どーゆー意味っ!私が料理したらいけないのぉ!?」
「いえ、どう言う風の吹き回しかと」
「珍しかったんスよぉ!」
「いきなりどうした」
「あのね、ジョセフったらす「ねぇさんっ!ストップー!」あら、ごめんなさい」

ジョセフは顔を真っ赤にして、理由を言い出そうとするジョナサンを止めた。あらあらと微笑みながら必死になっているジョセフに小声で言う。

「大丈夫。言わないわよ!」
「さっき言い出しそうだったじゃんか……」
「からかってみただけよ」
「ねぇさん……たまに酷いよね……」

この日からたまにジョセフが作った料理が食卓に並び始めた。
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