joy!
前回から少し過ぎた日曜日。花京院典明の足は浮き足立っていた。何故か?それは、
「おい、さっさと行くぜ」
憧れの空条承太郎と一緒にゲーセンに行くのだ。
“憧れ”だと少し語弊があるかもしれない。花京院はただいま承太郎に絶賛片思い中なのだ。
「えっあぁ…ごめんね」
「何、ニヤニヤしてんだよ」
「なんでもないよっ(これって…デートみたいだねっ!)」
あわてて承太郎の背中を追いかける。このまま彼女に飛び込んでも良いかも…と思う心を押さえ込んで。
(むしろ逆が良いよね。にしても、私服も可愛いよなぁ…)
日曜日なので二人とも私服を着ている。承太郎もあの帽子は健在だが、大人っぽい服を着てハイヒールを履いている。身長が高めの承太郎がヒールを履いていると、花京院とあまり身長差がない。少し低いぐらいである。
「きっと承太郎が要るからUFOキャッチャーは大漁だね」
「何だよそのジンクス」
頑張って話そうとしても、なかなか会話が続かなくて花京院は少し焦る。
(何なんだよ僕!会話もろくにできないなんて!)
しかしそんなことを考えていても承太郎が気がつく訳がない。
「顔赤いぜ?風邪か?」
「いやいや!大丈夫だよ」
慌てて鞄で顔を隠す花京院。この日をどれだけ待ち望んでいたことか…と言っても3日4日の話だが。
「おい、さっさと行くぜ」
憧れの空条承太郎と一緒にゲーセンに行くのだ。
“憧れ”だと少し語弊があるかもしれない。花京院はただいま承太郎に絶賛片思い中なのだ。
「えっあぁ…ごめんね」
「何、ニヤニヤしてんだよ」
「なんでもないよっ(これって…デートみたいだねっ!)」
あわてて承太郎の背中を追いかける。このまま彼女に飛び込んでも良いかも…と思う心を押さえ込んで。
(むしろ逆が良いよね。にしても、私服も可愛いよなぁ…)
日曜日なので二人とも私服を着ている。承太郎もあの帽子は健在だが、大人っぽい服を着てハイヒールを履いている。身長が高めの承太郎がヒールを履いていると、花京院とあまり身長差がない。少し低いぐらいである。
「きっと承太郎が要るからUFOキャッチャーは大漁だね」
「何だよそのジンクス」
頑張って話そうとしても、なかなか会話が続かなくて花京院は少し焦る。
(何なんだよ僕!会話もろくにできないなんて!)
しかしそんなことを考えていても承太郎が気がつく訳がない。
「顔赤いぜ?風邪か?」
「いやいや!大丈夫だよ」
慌てて鞄で顔を隠す花京院。この日をどれだけ待ち望んでいたことか…と言っても3日4日の話だが。