joy!
「おーい!徐倫!」
「エルメェス!ごめん。待った?」
「大丈夫大丈夫。徐倫、浴衣キレイだね!」
待ち合わせをしていたらしい徐倫が走ってついた場所は大きな時計台。よく待ち合わせに使われるこの時計台。多くの人がケータイや屋台で買った食べ物等を食べながら待っている。
徐倫達もその中のひとつだ。エルメェスとFF、ウェザー、アナスイ達と待ち合わせをしていたらしい。
エルメェスはジーンズにお洒落なTシャツというラフな格好をしている。男よりも男前な彼女だからこそ似合う、女が見惚れる女とでも言える。
「そう?ありがとう」
「じゃあ行くか」
「おい、アナスイ行くって。いつまでも固まってるんじゃあない」
「えっ…あぁ、ごめん」
さて、一行が夏祭りへと向かった。徐倫は浴衣のため歩幅が少し狭くなり、窮屈そうだ。
「徐倫、大丈夫?」
「大丈夫。ありがとう、FF」
それに気がついたFFが徐倫の顔を横から覗く。徐倫は少し歩きにくいけど、と付け足してFFに笑う。
「徐倫、なんか欲しいもんあるか?」
「良いよ。自分で買うし」
「じゃあ私、スーパーボールすくいやってみたい」
「なら、行こうか」
やはり夏祭りと言えば屋台である。飾られている提灯に明かりがつき、周りがなお明るさを増す。
スーパーボールの屋台でいざ、やろうと意気込んだ。
「よぅし。狩るぞ!」
「すくうの間違いじゃない?」
FFがおじさんからポイを受け取りスーパーボールをひょいひょいとすくう。
「すげぇな…」
「徐倫!なんか欲しいものあるか?俺が、買ってくるからっ!」
「いや、いいよ。結構遠いし」
ウェザーが地味に驚いていると、真横にいるアナスイが徐倫になにか買うものがあるか?と聞いた。徐倫は申し訳ないから、と断ったが引き下がらない。
「大丈夫だから」
「じゃあ、一緒に行きましょ」
どうしても!とアナスイが言うので、徐倫は一緒に行こうと手を握って歩き出す。
「!」
「エルメェス、ちょっと行ってくるね」
「あぁ。なんかあったら電話しろよ!」
「うん。行こ、アナスイ」
そう言ってカランと下駄を鳴らして人混みの中へ溶け込んでいった。
「徐倫、大丈夫かな」
「FF、終わったのか…って、いっぱい取ったな」
「あと十個は取れたはずなのに!」
「まぁ、徐倫なら大丈夫だろう」
残された三人もまた、お祭りを楽しんだ。
「エルメェス!ごめん。待った?」
「大丈夫大丈夫。徐倫、浴衣キレイだね!」
待ち合わせをしていたらしい徐倫が走ってついた場所は大きな時計台。よく待ち合わせに使われるこの時計台。多くの人がケータイや屋台で買った食べ物等を食べながら待っている。
徐倫達もその中のひとつだ。エルメェスとFF、ウェザー、アナスイ達と待ち合わせをしていたらしい。
エルメェスはジーンズにお洒落なTシャツというラフな格好をしている。男よりも男前な彼女だからこそ似合う、女が見惚れる女とでも言える。
「そう?ありがとう」
「じゃあ行くか」
「おい、アナスイ行くって。いつまでも固まってるんじゃあない」
「えっ…あぁ、ごめん」
さて、一行が夏祭りへと向かった。徐倫は浴衣のため歩幅が少し狭くなり、窮屈そうだ。
「徐倫、大丈夫?」
「大丈夫。ありがとう、FF」
それに気がついたFFが徐倫の顔を横から覗く。徐倫は少し歩きにくいけど、と付け足してFFに笑う。
「徐倫、なんか欲しいもんあるか?」
「良いよ。自分で買うし」
「じゃあ私、スーパーボールすくいやってみたい」
「なら、行こうか」
やはり夏祭りと言えば屋台である。飾られている提灯に明かりがつき、周りがなお明るさを増す。
スーパーボールの屋台でいざ、やろうと意気込んだ。
「よぅし。狩るぞ!」
「すくうの間違いじゃない?」
FFがおじさんからポイを受け取りスーパーボールをひょいひょいとすくう。
「すげぇな…」
「徐倫!なんか欲しいものあるか?俺が、買ってくるからっ!」
「いや、いいよ。結構遠いし」
ウェザーが地味に驚いていると、真横にいるアナスイが徐倫になにか買うものがあるか?と聞いた。徐倫は申し訳ないから、と断ったが引き下がらない。
「大丈夫だから」
「じゃあ、一緒に行きましょ」
どうしても!とアナスイが言うので、徐倫は一緒に行こうと手を握って歩き出す。
「!」
「エルメェス、ちょっと行ってくるね」
「あぁ。なんかあったら電話しろよ!」
「うん。行こ、アナスイ」
そう言ってカランと下駄を鳴らして人混みの中へ溶け込んでいった。
「徐倫、大丈夫かな」
「FF、終わったのか…って、いっぱい取ったな」
「あと十個は取れたはずなのに!」
「まぁ、徐倫なら大丈夫だろう」
残された三人もまた、お祭りを楽しんだ。