joy!2

暗ジョルと海ッ!

海の家でなぜかバイトすることになったジョルノは何故か風紀委員達に会う。どうやらリゾット達3年組+プロシュートが海の近くでいわゆる学習合宿をするらしく、メローネがずるい俺も海行く!と駄々をこねたところから始まったらしい。このまま駄々をこねられても面倒なので邪魔をしないならついていってもいいということに。そして今に至る。
相変わらず強引な人達だなぁと、主にメローネに呆れながら注文を取ることに。

「おれブルーハワイのジュース!ストロー二本でジョルノと飲む!」
「嫌です」

突然のセクハラ発言も華麗にスルーして、ジョルノはプロシュートに聞く。

「生中」
「昼間からビールとかお前教師だろ?」
「だからなんだ」

ギアッチョが正論を言うが我関せずである。

「生中ですね。ペッシとギアッチョとイルーゾォは」
「俺カキ氷レモンな」
「あ、焼きそばー」
「……コーラで」
「はい……イルーゾォあなた大丈夫ですか、やけに死にそうですが」

今にも倒れそうなイルーゾォが机に突っ伏して答えた。そんなイルーゾォをジョルノは心配する。

「こいつ、暑いの苦手なんだよなー」
「そうですか……保冷剤か何か持ってきましょう」

と言ってジョルノは店の奥へと入っていった。騒がしい客席を抜けていくとついでにこっちにもビール!と言う声が何個か上がる。

「ごめんなー手伝わせて」

申し訳なさそうにスクアーロがいう。

「いえ、まぁ繁盛してていいんじゃあないですか?知り合いにあったのは想定外でしたが」
「へぇ。誰に会ったのです?」
「プロシュート先生ですよ」
「えっ、なんで!?」

スクアーロが驚きの声をあげる。とは言っても手は動かしているが。

「なんか合宿のお手伝いとか何とからしくて。あ、そうだ保冷剤か何か冷たいものあります?」
「あるけど、なんで?」
「軽い熱中症患者が1人」

熱中症と言うと酷く聞こえるが実際は夏が嫌いなだけである。保冷剤と注文品を渡されて届けに行く。

「お待たせしました」
「あぁ」
「ねぇねぇジョルノ可愛いね!今夜俺と一発どう?」
「阻止!!」
「あとイルーゾォ、保冷剤です」
「……ありがとう」

イルーゾォのおでこに保冷剤を当てる。ひんやりとして気持ちいいのかホッとしている。

「えージョルノ一緒にいないのー?」
「忙しいので。ナンパすればいいんじゃあないですか?」
「ジョルノがいいの!……忙しいのはしかたないけどさ」
「しょうがないですねぇ、ある程度済んだら遊んであげますから」

最近メローネの扱いになれてきたな、こいつと思ったギアッチョだった。メローネはニコニコしながら「はぁーい」と言って大人しくジュースを飲み始めた。

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