joy!2


「いや!うわっ来ないでディエゴ!」
「すごい嫌われようだな!でもそんなところも可愛いよ……」
「マジキモいんだけど!?」

普段全く走る事が無いジョニィが全力疾走している。後ろからかなりの速さでジョニィを追っかけているディエゴのせいだろう。

「ジョニィ!前!!」
「えっ?」
「おっジョニィじゃーん」
「ジャイロー!」

ジョニィがぱっと前を見るとシーザーについてきたジャイロがいた。ジョニィはそのままジャイロにダイブした。結構衝撃があった筈なのにジャイロは倒れずジョニィを受け止める。いわゆる抱きついている状態。ディエゴは嫉妬の炎を燃やし始めていた。

一方その反対では。

「徐倫!サンゴ!」
「サンゴ?この辺海が綺麗だからねぇ」
「はしゃぎすぎて溺れんなよー?」
「分かってるって、エルメェスもこっちおいでよ!」
「あー今行くー!」

バシャバシャと海で遊ぶ3人。それをウェザーとアナスイが見守っていた。……というよりアナスイは徐倫しか見ていなかったが。

「可憐だ……徐倫……」
「おい、暑くないのかお前は」

パラソルの下でウェザーはジュースを飲みながら座っている。アナスイは暑い砂浜でただひたすら徐倫を見ていた。

「いや全然?徐倫見てたし気づかなかった」
「……ついに感覚まで狂ったか?」
「馬鹿いうな。ちょっとしたジョークだ。暑いに決まってんだろ」

アナスイならジョークではなく言いそうだがそこには触れないようにした。すると徐倫たちがアナスイ達を呼んだ。

「アナスイ達も来なよ!冷たくて気持ちいいんだから!」
「行くか?」
「当たり前だろ。今行く!」

猛ダッシュしたアナスイ。ウェザーはその後ろを歩いて追いかけた。すると、ズシャッという鈍い音と共にアナスイがこける。

「あははっ!アナスイだっせー!」
「くっそ……FFー!笑ってんじゃねぇ!」
「大丈夫か?」
「あぁ。ってなにお前まで笑いこらえてんだよ」

後ろから見ていたウェザーも思わず笑ってしまう盛大なコケであった。
気を取直してアナスイは徐倫の元へ走っていった。

.*・゚ .゚・*.
その2ッ!始まります。
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