ヒタヒタと足音がする。それにおびえてしまうジョセフ。足音の主はシーザー。ご自慢のシャボンをぶくぶくと構えてやってくる。机の下に隠れているジョセフはガタガタと体を揺らしていた。

「ジョジョ……？どこにいるんだ？」
「……」
「隠れても無駄だからな？」

だんだんと近づいてくるシーザーに、ひっと声を漏らすがあわてて口をふさぐ。が、それさえもシーザーは逃さなかった。

「！机の下か」
「やべっ……」
「ジョジョ？どうして逃げるんだ？そんなに俺が嫌いか？」
「ちがっ……」

そしてジョセフに光が降り注いだ。シーザーに見つかってしまったのだ。シーザーはにこっと笑うと、

「みーつけた」

そう言ってジョセフをシャボンに閉じ込めてしまった。
そしてジョセフは冷や汗をかき始める。シーザーはいらだちを隠せていないのか口元がひくついている。

「ジョジョ！おまえってやつは……！」
「ごごごごごごめんなさぁい」
「修行をっサボりやがって！！！」
「許してぇん」
「今日こそ許さねぇ」

閉じ込められたジョセフはいたずらっ子のような笑みを浮かべる。シーザーはジョセフに甘いのでそんなジョセフを可愛いと思ってしまう。シーザーは小さくため息をついた。

｢はぁ……次逃げたらバリアーじゃなくてランチャー食らわすからな｣
｢はぁーい！……じゃ、シーザーちゃん一緒に行こう｣
｢お前ってやつは……｣

.*･ﾟ見つからないよう息を潜めて…….ﾟ･*.