恋する動詞

自ら突き放そうとした。これ以上一緒にいると心臓がおかしくなってしまう。ドキドキと波打つ心臓がうるさくて潰したくなってしまう。そんな気も知らず、ジョルノは離れようとはしなかった。

「なんで鏡から出てきてくれないんですか?」
「……」
「返事ぐらいしてくださいよ」
「大体、なんで俺ばっかに付きまとうんだよ」

心臓がうるさくてしょうがない。それが嫌で、離れた。
鏡の前でずっと名前を呼び続けるそいつにお似合いのやつはもっと他にいるはずなのになぁ、何でだろ。

「だって楽しいんですよ。そうやって離れようとしているのが」
「……鬼」
「鬼はあなたですよ。こんなに近いのに触れさせてくれないなんて」

そしてジョルノが鏡をコツコツと叩く。折れてしまった俺は仕方なく呼び込むとジョルノは俺に飛びついた。

「僕を放すのは許可しない、ですよ」
「……それ、俺のセリフだから」

。・:+°放されないようにしがみつく。・:+°
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