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「あっついなぁー」
「ホントそれ……」
汗をだらだら流しながら道を歩いている仗助と康穂。今は8月、日本の8月は蒸し暑くてセミがうるさくてどうも好きになれない!というのが康穂の個人的な意見である。海やプールは気持ちいいがそう頻繁に行くわけでもない。だから康穂は夏が好きになれない。どうも暑くて動きたくなかったのだが、定助にスーパーまでの道案内を頼まれたら断れない。どうやらお使いらしい。突然の来訪にちょっと戸惑い、慌てながらもオシャレをする。そしてちょっとのお金をもって定助とスーパーに出かけたのだった。
買い物が終わったとき康穂はソーダバーを買っていた。暑くてかなわなかったからだ。
「さっきね、ソーダバー買ったのよ。食べる?」
「ソーダバー?」
「うん。さっぱりしててでも甘いのよ」
「食べる」
そう言って定助は康穂の持っているソーダバーにかぶりついた。シャクッといい音を立ててソーダバーを食べると口の中でひんやり溶けていく。
「んまいなぁー!」
「でしょ?」
「もっと欲しい」
「いいよ。あげる」
「康穂ちゃんのが無くなっちまう」
「私はいいの、ダイエット中」
と苦笑いをする。確かにダイエット中だがソーダバーを食べている時点でダイエットは断念した方がいいかも……と考えていた。そう言っている間にも定助はシャクッとソーダバーをかじった。
「康穂ちゃんも食べよ?」
「定助が全部食べていいよ」
「でも康穂ちゃんが買ったもんだし。ほら」
そう言って定助は康穂にソーダバーを返した。
「俺はいいんだ。康穂ちゃん、暑いだろ?アイス食べて涼しくなりなよ」
「定助……」
この夏はしばらくダイエットできそうにないな、と小さくため息をつき康穂はソーダバーにかじりついた。
「ホントそれ……」
汗をだらだら流しながら道を歩いている仗助と康穂。今は8月、日本の8月は蒸し暑くてセミがうるさくてどうも好きになれない!というのが康穂の個人的な意見である。海やプールは気持ちいいがそう頻繁に行くわけでもない。だから康穂は夏が好きになれない。どうも暑くて動きたくなかったのだが、定助にスーパーまでの道案内を頼まれたら断れない。どうやらお使いらしい。突然の来訪にちょっと戸惑い、慌てながらもオシャレをする。そしてちょっとのお金をもって定助とスーパーに出かけたのだった。
買い物が終わったとき康穂はソーダバーを買っていた。暑くてかなわなかったからだ。
「さっきね、ソーダバー買ったのよ。食べる?」
「ソーダバー?」
「うん。さっぱりしててでも甘いのよ」
「食べる」
そう言って定助は康穂の持っているソーダバーにかぶりついた。シャクッといい音を立ててソーダバーを食べると口の中でひんやり溶けていく。
「んまいなぁー!」
「でしょ?」
「もっと欲しい」
「いいよ。あげる」
「康穂ちゃんのが無くなっちまう」
「私はいいの、ダイエット中」
と苦笑いをする。確かにダイエット中だがソーダバーを食べている時点でダイエットは断念した方がいいかも……と考えていた。そう言っている間にも定助はシャクッとソーダバーをかじった。
「康穂ちゃんも食べよ?」
「定助が全部食べていいよ」
「でも康穂ちゃんが買ったもんだし。ほら」
そう言って定助は康穂にソーダバーを返した。
「俺はいいんだ。康穂ちゃん、暑いだろ?アイス食べて涼しくなりなよ」
「定助……」
この夏はしばらくダイエットできそうにないな、と小さくため息をつき康穂はソーダバーにかじりついた。