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「ねぇってば」
「なんだよってば」
「抱っこしてってば」
「甘えすぎだってば」

ある日のことジョニィが、ジャイロに甘えてきた。甘えるのは何時ものことなのだが。

「ほら早く抱っこしてってば」
「はいはい、でどこにつれていくんだ」
「ううん。このまんまでいて」
「はぁ?」

ジャイロが抱っこをしてくれた事で嬉しくて自然と頬が緩んでしまうジョニィはギュッと抱きついた。

「このまんまでいいんだよ」
「なんでよ」
「すっごい落ち着くから」

出来ればこの時間が続きますように……なんて思いながらジョニィは静かに目をつぶった。そしてだんだんと夢の世界へと誘われていった。
腕の中ですやすやと寝息を立てるジョニィの頭をポンポンと撫でながらジャイロは優しい笑みを浮かべる。

「おやすみ」

そうして瞼にチュッとキスを落とすと、ジャイロもまた、眠りに落ちたのだった。

.*・゚あったかいね、落ち着くね.゚・*.



おまけ(甘)

「おやすみ」

そうして瞼にチュッとキスを落とす……と、パチリと目をあけたジョニィ。

「まだ寝てなかったんだよね」
「なっ!?」
「騙された?寝たふりだよー」
「こんにゃろ」
「いっ、いひゃいいひゃいっ」

ニヤッと計画通りと言う感じの笑みを浮かべたジョニィに顔が赤くなっていく。寝てるなと思ってやったのに!とジャイロはジョニィのほっぺたをつねった。

「ジャイロも寝よーよ」
「分かった分かった」
「あ、じゃあジャイロにもはい。お休みのキッス」
「……お前さんもよくやるぜ……」

頬に触るようなキスをしたジョニィを少し押しのけたあとに横になって二人は、眠りの世界へと沈んでいった。
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