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「ジョジョ」
「どうしたんだい?」

むすっとしたディオがジョナサンの後ろで仁王立ちしている。つかつかとジョナサンの元にやってくる。何がなんだか分からないようなジョナサン。

「ディ……ディオ?」
「お前……寝てないな」
「え?あぁ、研究に没頭してたし」

ジョナサンの頬に触れるディオ。真剣な眼差しだ。心配していて、かつも怒っているようなそんな。

「お前……ちょっとは休め」
「でも後少し……」
「いつか倒れるぞ。それに、俺に構え」
「へ?」

ポスッとジョナサンの頭に手を置く。ジョナサンはくすぐったいなぁと目を細める。

「くすぐったいよ」
「ふん……」
「ディオ、構ってほしいんだ」
「ち、違う」
「え?でも」
「違うからな。お前なんてどうでもいい」
「ふぅん……」

ニコニコとディオを眺めるジョナサンにムッとしたのか、頬をつねる。ムニっと頬が伸びる。

「いひゃいよヒオー!」
「ふんっお前が倒れたら面倒だからな」
「心配してくれてるの?」
「違うと言っておるだろ間抜け」

パッと手を離してドアへと向かう。ジョナサンはポカンとしている。



誰もお前なんか心配してないからな。
(そう言って構ってくるんだから)
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