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無駄親子と学ぶ(?)ジャッポーネ文化【12月】

「あー……寒い」
「何が寒いですか。ここエジプトですよ」
「そういうことを言ってはいけないのだテレンス。これはいわゆるジャパニーズカルチャーを楽しむ場所だぞ」
「はぁ……」
「こんばんは、寒いですね」
「おお初流乃!久しい……ぶぇっくしょい!」
「汚いですDIO様」
「だって寒いから……」
「汚いですよパードレ」
「……傷つく……ま、まあよかろうなのだ。このDIO、冬の最終兵器を持っている」
「最終兵器」
「テレンス!コタツの準備だ!」
「あぁ……ありましたね……」
「こたつ?」
「うむ!こたつにみかんで鍋なのだ!ふふん、冬といえばの組み合わせだな!」
「なるほどいいですね」
「だろう?」

「はあ……重い……全く人使いの荒い」
「む……何をしている」
「ヴァニラ・アイス。かくかくしかじかというわけで」
「なるほど……」
「あなたも手伝ってください」
「……DIO様のためなら」

「おお、帰ってきたか」
「お邪魔しています」
「初流乃様……」
「テレンスこのコードを繋いでくれ」
「かしこまりました」
「良ければ二人も入りませんか」
「私たちは遠慮いたします」
「遠慮しなくていいのに」
「あくまで執事ですから」
「それ言いたかっただけですよね」
「はい」
「……しかし、だ」
「どうかなさいましたかDIO様」
「ヴァニラ、おまえ……」
「何か」
「見ていて寒いな……」
「僕からしたらパードレもたいがい寒そうですよ」
(初流乃様、あなたもです)
「うむ!そろそろエンヤが鍋を持ってくるだろう」
「いつの間に」
「さっき呼んだ!そしたら初流乃と鍋パだ!」
「寒いのに元気ですねパードレ」
「雪とか降るといいなぁ初流乃!」
「DIO様。エジプトなので無理です」
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