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無駄親子と学ぶ(?)ジャッポーネ文化─無駄親子と鯉のぼり─
「ところでテレンス……日本には……子供の日という祭日がある聞いた事はあるか?」
「はぁ。確か……5月に行われる日本の伝統的なものですね。たしか、端午の節句とも言い換えられるとか」
「その通り。日本の伝統的な兜やコイノボリとやらを飾り、チマキというものを食べ子供の成長を祝う……」
「それがどうかなさったのですか?」
「素晴らしい祭りだとは思わんかね」
「は……はぁ?」
「我が子の成長を願い祝う素晴らしい行事だ……人とは成長するものだからな……」
「そうですね……?」
「まだ分からないか?」
「何を……」
「初流乃だよ!!初流乃のために盛大な子供の日の祝いをするのだ!コイノボリを飾り!チマキを共に食べるのだ!!きっと喜ぶぞ!幸運なことに5月5日に初流乃が我が城に遊びに来る!きっと楽しいぞ!そのために準備させるのだ!ヴァニラ・アイス!」
「ここに」
「室内の飾り付けをするぞ!手伝え」
「仰せのままに」
「飾り付けであればケニーGを呼ぶべきか?テレンス、貴様にはやってもらうことがごまんとあるぞ!初流乃の為だ!やってくれるな!」
「……」
「やってくれるな?」
「……はい……」
「その返事を待っていた!まずは九栄神を全員集めてそれぞれ必要なものを買いに行かせてくれ。はいこれリスト」
「……」
「それからチマキとやらはテレンスが作ってくれ!俺にはわからん!エンヤあたりが知ってるんじゃないか?わからん!」
「…………」
「頼んだ!コイノボリは城の外に飾るつもりだ。ペットショップ、啄くなよ」
「キュゥ!」
「良い返事だ!さぁ初流乃のためにやるぞ!」
─☆──☆──☆
「…………なんですこれ」
「初流乃様……お待ちしておりました」
「疲れ切った顔してますけど大丈夫ですか?」
「私の事はお気になさらず……DIO様の無茶ぶりには慣れております」
「またパードレが何か……いや、見ればわかります。分かりますよ。この飾り付けですよね」
「はい……本日は子供の日ということでDIO様が張り切っておりまして……」
「なるほど……」
「とにかく中へどうぞ」
「お邪魔し……中もすごいですね……」
「ケニーGが一晩でやってくれました」
─☆─☆─☆─☆
「初流乃……よく来たな」
「パードレ……」
「大きくなったな……父親として誇りに思」
「無駄ァァァァッ!」
「WRYYYYYY!?な、何を!?初流乃!どうして!?」
「どうしてもこうしてもありません。全く部下に無茶ぶりさせて……どこであんなコイノボリを見つけてきたのですか!近所の面白おじさんの類ですか?そんな大々的にやるのはやめてください恥ずかしい!」
「ふ、ふふ、思春期と言うやつか初流乃……子供の成長は大切なものなのだ……祝わねば……」
「そうは言いますけど貴方ね……」
「初流乃様」
「ヴァニラ・アイス」
「DIO様は初流乃様が遊びに来るから少しでも楽しんでもらおうと……日本の伝統的な文化を取り入れてお迎えしたかったのです。そのように責めることはおやめ下さい」
「……」
「初流乃……このDIOはお前のような出来のいい息子を持てたことを誇りに思っている……だからこそ、誰にも負けないどこにも負けない祭りにしてやろうと思ってな」
「パードレ……」
「初流乃様、エンヤ婆からチマキの差し入れもありますし、マライアやミドラーからジャッポーネで買ってきた柏餅もあります。どうか今日は1日楽しんでいってくれませんか?」
「……まぁ、祝って貰えるのは……嬉しいですし……そうですね。せっかく来たのにすみません」
「謝ることではないぞ初流乃。思春期は誰にでもある。チマキとカシワモチとやらを食べようではないか」
「はい」
─☆─☆─☆─
「WRYYYYYY!?なんだこのカシワモチとやらは!?歯に!歯に!」
「そんなおじいちゃんみたいなこと言わないでくださいよ。喉につまらせないように気をつけてくださいね」
「何!?私はまだ百数歳だぞ初流乃。年寄り扱いはやめてくれ!」
「(十分年寄りですよ)あぁパードレ、葉っぱは取って食べるんです。食べられなくはないですけど」
「ぬぅ!?噛みきれん!?このDIOが!」
「やっぱりおじいちゃんですよね?」
「断じてそんなことは……!」
─☆─☆─☆─
「……幸せそうで何よりですね」
「ああ。楽しそうで良かった」
「……私達も食べましょうか。ヴァニラ・アイス、チマキと柏餅どちらにします?」
「あ、私チマキ貰おうかしら!」
「マライア。何故いるのですか?」
「功労者だもの。それにDIO様もいいって仰ってくれたわ、他のメンバーもいるからこっちはこっちで打ち上げしない?」
「せっかくの祭りだと聞いてな。集まって賭け事をするのも一興だろう?」
「オービー……」
「ダービーだ」
「ボインゴも子供だしいいだろ?この餅美味いぞ!お前も食え!」
「に、兄ちゃん……!」
「オインゴ……貴方達まで」
「おっ美味そうじゃねぇか。1個もらってくぜ」
「ホル・ホース。貴方何もしてませんよね?」
「おいおいバカ言うなよ俺だって庭の赤いやつ運んだぜ?それにこんなにあるんだ1個ぐらい貰ったっていいじゃねぇか」
「わしはお前らのために作ってきたわけじゃあないぞ!?」
「まぁまぁエンヤ。そんなにカリカリするな。祝いの席だぞ!うむ。このチマキとやらも中々良いではないか」
「DIO様!」
「僕もこの味付け好きです。作ってきてくれてありがとうございます」
「初流乃様……」
「良いものではないか!子供の日、とやら」
「ええ。そうですね……とても楽しいです。騒がしくて、みんなで笑って」
「うむ。このDIOも祭りは好きだ」
「……ありがとうございます、パードレ。僕のために」
「……、当たり前だろう!私の可愛い息子のためだからな!これぐらい造作もないぞ」
「ところでテレンス……日本には……子供の日という祭日がある聞いた事はあるか?」
「はぁ。確か……5月に行われる日本の伝統的なものですね。たしか、端午の節句とも言い換えられるとか」
「その通り。日本の伝統的な兜やコイノボリとやらを飾り、チマキというものを食べ子供の成長を祝う……」
「それがどうかなさったのですか?」
「素晴らしい祭りだとは思わんかね」
「は……はぁ?」
「我が子の成長を願い祝う素晴らしい行事だ……人とは成長するものだからな……」
「そうですね……?」
「まだ分からないか?」
「何を……」
「初流乃だよ!!初流乃のために盛大な子供の日の祝いをするのだ!コイノボリを飾り!チマキを共に食べるのだ!!きっと喜ぶぞ!幸運なことに5月5日に初流乃が我が城に遊びに来る!きっと楽しいぞ!そのために準備させるのだ!ヴァニラ・アイス!」
「ここに」
「室内の飾り付けをするぞ!手伝え」
「仰せのままに」
「飾り付けであればケニーGを呼ぶべきか?テレンス、貴様にはやってもらうことがごまんとあるぞ!初流乃の為だ!やってくれるな!」
「……」
「やってくれるな?」
「……はい……」
「その返事を待っていた!まずは九栄神を全員集めてそれぞれ必要なものを買いに行かせてくれ。はいこれリスト」
「……」
「それからチマキとやらはテレンスが作ってくれ!俺にはわからん!エンヤあたりが知ってるんじゃないか?わからん!」
「…………」
「頼んだ!コイノボリは城の外に飾るつもりだ。ペットショップ、啄くなよ」
「キュゥ!」
「良い返事だ!さぁ初流乃のためにやるぞ!」
─☆──☆──☆
「…………なんですこれ」
「初流乃様……お待ちしておりました」
「疲れ切った顔してますけど大丈夫ですか?」
「私の事はお気になさらず……DIO様の無茶ぶりには慣れております」
「またパードレが何か……いや、見ればわかります。分かりますよ。この飾り付けですよね」
「はい……本日は子供の日ということでDIO様が張り切っておりまして……」
「なるほど……」
「とにかく中へどうぞ」
「お邪魔し……中もすごいですね……」
「ケニーGが一晩でやってくれました」
─☆─☆─☆─☆
「初流乃……よく来たな」
「パードレ……」
「大きくなったな……父親として誇りに思」
「無駄ァァァァッ!」
「WRYYYYYY!?な、何を!?初流乃!どうして!?」
「どうしてもこうしてもありません。全く部下に無茶ぶりさせて……どこであんなコイノボリを見つけてきたのですか!近所の面白おじさんの類ですか?そんな大々的にやるのはやめてください恥ずかしい!」
「ふ、ふふ、思春期と言うやつか初流乃……子供の成長は大切なものなのだ……祝わねば……」
「そうは言いますけど貴方ね……」
「初流乃様」
「ヴァニラ・アイス」
「DIO様は初流乃様が遊びに来るから少しでも楽しんでもらおうと……日本の伝統的な文化を取り入れてお迎えしたかったのです。そのように責めることはおやめ下さい」
「……」
「初流乃……このDIOはお前のような出来のいい息子を持てたことを誇りに思っている……だからこそ、誰にも負けないどこにも負けない祭りにしてやろうと思ってな」
「パードレ……」
「初流乃様、エンヤ婆からチマキの差し入れもありますし、マライアやミドラーからジャッポーネで買ってきた柏餅もあります。どうか今日は1日楽しんでいってくれませんか?」
「……まぁ、祝って貰えるのは……嬉しいですし……そうですね。せっかく来たのにすみません」
「謝ることではないぞ初流乃。思春期は誰にでもある。チマキとカシワモチとやらを食べようではないか」
「はい」
─☆─☆─☆─
「WRYYYYYY!?なんだこのカシワモチとやらは!?歯に!歯に!」
「そんなおじいちゃんみたいなこと言わないでくださいよ。喉につまらせないように気をつけてくださいね」
「何!?私はまだ百数歳だぞ初流乃。年寄り扱いはやめてくれ!」
「(十分年寄りですよ)あぁパードレ、葉っぱは取って食べるんです。食べられなくはないですけど」
「ぬぅ!?噛みきれん!?このDIOが!」
「やっぱりおじいちゃんですよね?」
「断じてそんなことは……!」
─☆─☆─☆─
「……幸せそうで何よりですね」
「ああ。楽しそうで良かった」
「……私達も食べましょうか。ヴァニラ・アイス、チマキと柏餅どちらにします?」
「あ、私チマキ貰おうかしら!」
「マライア。何故いるのですか?」
「功労者だもの。それにDIO様もいいって仰ってくれたわ、他のメンバーもいるからこっちはこっちで打ち上げしない?」
「せっかくの祭りだと聞いてな。集まって賭け事をするのも一興だろう?」
「オービー……」
「ダービーだ」
「ボインゴも子供だしいいだろ?この餅美味いぞ!お前も食え!」
「に、兄ちゃん……!」
「オインゴ……貴方達まで」
「おっ美味そうじゃねぇか。1個もらってくぜ」
「ホル・ホース。貴方何もしてませんよね?」
「おいおいバカ言うなよ俺だって庭の赤いやつ運んだぜ?それにこんなにあるんだ1個ぐらい貰ったっていいじゃねぇか」
「わしはお前らのために作ってきたわけじゃあないぞ!?」
「まぁまぁエンヤ。そんなにカリカリするな。祝いの席だぞ!うむ。このチマキとやらも中々良いではないか」
「DIO様!」
「僕もこの味付け好きです。作ってきてくれてありがとうございます」
「初流乃様……」
「良いものではないか!子供の日、とやら」
「ええ。そうですね……とても楽しいです。騒がしくて、みんなで笑って」
「うむ。このDIOも祭りは好きだ」
「……ありがとうございます、パードレ。僕のために」
「……、当たり前だろう!私の可愛い息子のためだからな!これぐらい造作もないぞ」