Trick or Treat
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「Trick っぉ、うわぁー」
ドアをノックしハロウィン定番の言葉を言っている途中で、朔姫夜は部屋の主に腕を引っ張られ中へと連れ込まれた。
朔姫夜の恋人でもある部屋の主、白騎士キースは眉間に皺を寄せ明らかに不機嫌な顔をしていた。
「Trick or Treat」
朔姫夜は気にせず部屋の前で言うはずだった言葉を言った。
「…まさか、その格好で城中をうろついていた訳ではあるまいな?」
朔姫夜のハロウィンの衣装はサキュバスをモチーフにしていたので、胸元が開いていたりと露出が高く、どうやらキースはそれが気にくわなかった様だ。
「ん?えーっと…テオとザオ、それからボーグの所に寄ってお菓子をたくさん貰って来たよ」
朔姫夜はキースとは対照的にニコニコと嬉しそうな顔だった。
「あっ!そうそうボーグの反応が、とても面白かったんですよ。顔を真っ赤にしてルンがピカピカ光っちゃって目が泳いじゃってて」
朔姫夜はその時のボーグを思い出しクスクス笑っていたが、キースの眉間の皺は更に深くなっていた。
「Trick or Treat。キース様、お菓子をくれないのならイタズラ決定ですよ」
朔姫夜はキースの首に唇を寄せ噛み付いた。
「っ痛…何をする」
「イタズラです。キース様を仲間にしました。はい、これに着替えて下さい」
朔姫夜の手によってあれよあれよとキースはヴァンパイアに変えられてしまった。
「やはり似合いますね、キース様。とてもカッコイイです」
「……Trick or Treat」
朔姫夜がキースの姿に見惚れていると、唐突にキースが言った。
「えっ!?あっ、えーっと…配るお菓子は持ってないです」
その言葉を聞きキースはニヤリと口の端を上げた。
朔姫夜は身の危険を感じ後退るが、素早く伸びてきたキースの腕に絡め取られてしまった。
「俺以外に肌を晒す事は許さぬ」
キースは耳元でそう言うと朔姫夜の首に唇を這わせ首筋を甘噛みした。
「…フッ…ぅん…キース様…」
「この様な露出の高い服で城中を動き回るとは…覚悟は出来出来ているな?朔姫夜」
キースはそのまま朔姫夜をベッドへ押し倒した。
「それから2人きりの時はキースと呼べと何度言えば分かるのだ?これは仕置が必要だな…」
「ヒャッ…アッ…ハゥッ…」
キースの大人なイタズラは一晩中続けられ、翌朝朔姫夜は気怠い体で訓練に参加する事となる。
そしてテオ、ザオ、ボーグの3人はキースの恐ろしい仕置が待ち構えていた事は言うまでもない。
ーーー END ーーー
1/1ページ