(ルシウス) 永遠の愛を…
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「……私は生きているのか?」
暫くして目を覚ましたルシウスは、生きて自分のベッドに寝かされている事にすぐ気づいた。
「本当に厭きたと言うのなら私を殺せたはずだ、朔姫夜…」
そう呟くとルシウスは杖を手にし、##NAME1##の屋敷へと姿現しをした。
否、した筈だった…
ルシウスが姿を現した場所は深い森の中だった。
「クソッ!結界か…」
ヴァンパイアが創り出す強力な結界は、どうやっても破る事が出来なかった。
その後、何度も姿現しをしてみるのだが、一度も朔姫夜の屋敷に辿り着く事はなかった。
ルシウスは時折、夜中に目が覚めると先程まで朔姫夜が傍に居た様な気配を感じる事があった。
「朔姫夜、そなたはズルい女性(ひと)だ。私が逢いに行く事は許さぬくせに、そなたは私の寝ている間に逢いに来る……」
あれから数年が経ち私は結婚をし子供も生まれたが、今でも私の心は朔姫夜の元にある。
この想いはもう報われる事は無いだろうが、私は今でも朔姫夜愛している。
永遠の愛をそなたに……
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