(ルシウス) 永遠の愛を…
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……此処は…何処だ?」
目を覚ましたルシウスは見慣れぬ部屋のベッドに居る事に気づき上半身を起こして辺りを見回すと、ソファーで本を読んでいる女性を見つけた。
「目が覚めたか」
朔姫夜は顔を上げずに言った。
「そなたが助けてくれたのか?礼を言う。私の名はルシウス・マルフォイ」
「礼なら既に貰っている」
顔を上げルシウスの方に目をやった。
「…っ!?その紫色の瞳は、ヴァンパイアか!《だが、とても美しい女性だ》」
「そうさ。私の力でお前の傷口は塞いである。痛みは2,3日残っているだろうがな」
「…何故、私を助けた?紫の瞳を持ったヴァンパイアは、人の生き血を全て喰らうのではないのか?私は今後の食料か?」
ルシウスは朔姫夜の瞳をジッと見つめながら聞いた。
「さあな、ただの気まぐれだ。気が変われば今すぐにでも、その血を全て吸い尽くすかもしれないぞ」
朔姫夜はニヤリと妖艶な笑みを浮かべた。
「そうか…それも致し方が無い《彼女の美しさに見惚れ、目が離せない。これもヴァンパイアの力なのだろうか?》名を…そなたの名前を教えてはくれぬか?」
「私の名は朔姫夜だ。しかし命を奪うかもしれぬ相手の名を聞いて来るとは、変わった奴だ。私に興味でも持ったか?ルシウス」
朔姫夜はスッと立ち上がりルシウスの傍に寄った。
「興味を持ったと言うより、私を抱きたいと言った方が正しいか…」
「ああ。一目見た瞬間から心を奪われてしまった様だ。そなたを…朔姫夜を抱けるのなら、この命、ついえても構わぬ」
「面白い奴だ。いいだろう、その望み叶えてやろう」
二人はどちらからともなく深い口付けを交わし、幾度も躰を重ね合った。
・