出会い
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「先生達はお兄ちゃんの事、見えていないの?」
「ああ、そうだよ。君は朔姫夜って言うのか~い?」
ベッドの傍にあった椅子に腰掛けた。
「うん。お兄ちゃんは死神さんなんでしょ?私も死んじゃうの?」
朔姫夜は不安そうな顔をして聞いて来た。
「いいや、小生は君の魂まで狩るつもりはないよ。君の名前は、リストに載っていないからねぇ」
「本当っ!?良かった」
朔姫夜の表情が一変し、パッと花が咲いた様な愛らしい笑顔に変わった。
その笑顔を見た途端、春風の様な暖かくて優しいモノが、小生の中に入り込み鼓動を少し速めた。
「物語に出て来る死神さんってとっても怖いけど、本物の死神さんてカッコ良いお兄ちゃんで、怖くないんだね」
朔姫夜は上半身を起こすと手を伸ばし、小生の頬に触れた。
熱があるせいか、その手は他の者より温かかったが柔らかく、ずっと触れていて欲しいと思ってしまったョ。
「お兄ちゃんの目、綺麗だね。パパの目の色に似ている。パパのはもう少し濃い緑色をしているけど……私ね、ハーフなの。パパがイギリス人で、ママが日本人なの」
琥珀色をした朔姫夜の無垢な瞳に見つめられ、何故だか小生の鼓動はドキドキと先程よりも速いテンポを刻んでいた。
「ああ、そうだよ。君は朔姫夜って言うのか~い?」
ベッドの傍にあった椅子に腰掛けた。
「うん。お兄ちゃんは死神さんなんでしょ?私も死んじゃうの?」
朔姫夜は不安そうな顔をして聞いて来た。
「いいや、小生は君の魂まで狩るつもりはないよ。君の名前は、リストに載っていないからねぇ」
「本当っ!?良かった」
朔姫夜の表情が一変し、パッと花が咲いた様な愛らしい笑顔に変わった。
その笑顔を見た途端、春風の様な暖かくて優しいモノが、小生の中に入り込み鼓動を少し速めた。
「物語に出て来る死神さんってとっても怖いけど、本物の死神さんてカッコ良いお兄ちゃんで、怖くないんだね」
朔姫夜は上半身を起こすと手を伸ばし、小生の頬に触れた。
熱があるせいか、その手は他の者より温かかったが柔らかく、ずっと触れていて欲しいと思ってしまったョ。
「お兄ちゃんの目、綺麗だね。パパの目の色に似ている。パパのはもう少し濃い緑色をしているけど……私ね、ハーフなの。パパがイギリス人で、ママが日本人なの」
琥珀色をした朔姫夜の無垢な瞳に見つめられ、何故だか小生の鼓動はドキドキと先程よりも速いテンポを刻んでいた。