第3章
夢小説設定
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「そういえば、朔姫夜のお母さんの事を『追放の姫』っていってましたが、どういう事なんですか?」
朔姫夜のメイクをしていたカナメは思い出した様に言った。
「詳しくは知らんのだが…何か事情があって城から追放されたらしい」
アーネストが答えた。
「……それは、私のせいなんです…」
メイクを終えた朔姫夜が言った。
「朔姫夜のせい?」
「父親の分からない私を身篭ってしまったから…」
私を身篭る前、母は夜な夜な何処かへ出掛けていて何処へ行っているのか跡をつけても毎回見失ってしまってた様です。
母も何処で何をしていのか一切話さず口を閉ざしたままでした。
父親が誰なのか言わなければ城から追放すると言えば、白状するのでは?と考えた伯父様…グラミア王は臣下の前で問い質しましたが、母は答えませんでした。
追放すると言ってしまった手間、形式的に追放という形を取りましたが支援や援助は惜しみ無くされていました。
そして7年前、母が亡くなり私は城へ
「それじゃあ、父親は分からず仕舞い?」
「まあ、そういう事になりますね…」
「ゴメン、変な事を聞いちゃって」
カナメは悪い事したなぁと思い朔姫夜に謝った。
「いえ、大丈夫です。父親が誰なのか分からなくても母や伯父は勿論、沢山の方々に愛情を貰いましたから」
此処でも皆さんに良くして貰って私は幸せ者です、と付け加えた。
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