導くままに 第1章
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鼻歌!?違う声を出す為に温めてる…
ハインツとは別の歌声
この声は彼女の声だ!
何処?
何処から聴こえて来るの?
ルンを研ぎ澄ませ!
風を感じろ!!!
朔姫夜は目を閉じ集中した。
「見つけた!」
朔姫夜は戦火の中へと走り出し歌声の主の元へと向かった。
向かっている先にワルキューレの文字が浮かび上がりメンバー達の映像が浮かび上がり歌声が響き渡った。
VFから放出された飛行機材はワルキューレの姿を映し出したり、バリアを張って市民やワルキューレを護っていた。
「うわぁーん」
離れた場所で子供の泣き声が聞こえた。
ヴァール化した兵士が操作する機体か子供の方に向かっていたのだ。
ここからじゃ間に合わない…と朔姫夜が思った次の瞬間、ワルキューレのメンバーの1人が飛行機材を利用して上から降りて来た。
彼女は確か…美雲
美雲・ギンヌメール!
私が捜していた歌声は彼女の歌声だ
何故こんなにも彼女の歌声が私をザワつかせるのかまだ分からない
でも彼女と私には何かがある
不思議とそれだけは確信が持てていた
美雲は敵の機体の上に降りるとコックピットに手を伸ばし歌い続けた。
するとヴァール化していた兵士が正気に戻って行った。
ワルキューレの歌声にはヴァール化を抑える力がある。
その力で兵士達を鎮静して行っていたのだが、宇宙(そら)から新たな飛行部隊が攻撃して来た。
「あっ、あれは…あの飛び方はキース…」
朔姫夜は瓦礫の影に身を隠した。
何故キースが此処に?
キースがいるという事は、あの飛行部隊は『空中騎士団』
ハインツの歌声に空中騎士団…
………
兵士のヴァール化とウィンダミアが関係してるの!?
一体、何をしようとしているの…?
朔姫夜身を隠したまま激しい空中戦を見つめ、今までの状況を整理し色々と考えを巡らせていた。
「♪ギ~~~ ~~~♪」
ワルキューレメンバーではない新たな歌声が聴こえて来た。
「フレイア!?」
朔姫夜は驚きの声を上げた。
あれは間違いなく貨物船で出会った少女
フレイア・ヴィオン
彼女の歌声にも私のルンが反応している
美雲の歌声の反応とは違うけど、フレイアの歌声も心地良い風を運んでくれている
フレイアとの出会いは偶然ではなく必然だったのかも…
その後、空中騎士団が撤退し美雲達ワルキューレは惑星ラグナへと帰って行った。