第7章
夢小説設定
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「んっ?何?この風は…」
キースとロイドからいつもとは違う風を感じ、朔姫夜は2人の元へ急いで向かうと空中騎士団が見守る中、キースとロイドが剣で決闘していた。
「陛下に逆らう気か?」
ロイドの剣が弾き飛ばされ天井に刺さったが、キースはロイドの首元に剣先を向けたままだった。
「しかし、ハインツ様のお命が」
「その時は俺の命も大いなる風に差し出そう。この戦いが勝利した後、俺の命も」
「翼を納めよ!ルンに2人の風を感じた。歌って僕も死のうキース」
ハインツがやって来てこの場を納めた。
その後キース達、空中騎士団はアルシャハルへと飛び立ち朔姫夜とハインツ、ロイドは神殿へと向かった。
♪~~~ ~~~ ~~~♪
ハインツの風の歌が神殿だけでなく、アルシャハルにも響き出す。
神殿に設置された装置を通して歌声は以前よりも強く、アルシャハルだけではなく他の惑星の遺跡も反応し始めていた。
「クッ…」
朔姫夜のルンにアルシャハルの人々の苦しみが伝わって来た。
「ダメ!…歌を止めてハインツ!!」
「止める事はなりません、朔姫夜様」
歌うのを止めさせ様と朔姫夜は神殿の階段を登り始めたのだが、ロイドに腕を掴まれ止められてしまった。
その時朔姫夜は再びルンに何かを感じた。
「…これは…ワルキューレの歌声」
ワルキューレの歌ならヴァール化を抑えられる。
此処の装置で自分の歌声も届けられるかもしれない、と考えた朔姫夜は出せる限りの歌声でワルキューレの歌を歌い始めた。
「何?…クッ…誰が?」
ハインツに向かって突風が吹き、それと同時に神殿の装置とアルシャハルの遺跡が強い光を放った。
「ここは?」
朔姫夜とハインツ、フレイア、美雲の4人の意識が別の場所へと飛び混ざり合った。
「…穴?」
足元には次元兵器でウィンダミアの土地が消滅していた。
「こ、これは……イヤ…イヤーーーーーっ!!!」
朔姫夜が頭を抱え叫びながらしゃがむと、4人の意識が吹き飛び元の身体へと戻った。
ハインツは両手両膝をつきハァッ、ハァッと苦しげな息遣いをしていたが、朔姫夜は衝撃で飛ばされた所をロイドが受止めその直後、気を失った。
「朔姫夜様!朔姫夜様っ!!」
「朔姫夜姉様…」
ロイドが呼び掛けている時ハインツも朔姫夜の傍に寄って来て呼び掛けてみたが、朔姫夜は気を失ったままだった。
その後、ハインツは自室へ戻され朔姫夜もロイドが抱き抱えて自室のベッドへ寝かされた。
医療班が呼ばれ検査したが、時々うなされている以外は特に問題ない無いので時期に目を覚ますだろうとの事だった。
「朔姫夜様…」
医療班が帰った後もロイドは、朔姫夜の傍に残っていた。
「…っん…んんっ…」
朔姫夜が、うなされながら目を覚ました。
「朔姫夜様!」
「イヤっ、来ないで!」
ロイドが目を覚ました朔姫夜に触れようとしたが、朔姫夜は飛び起き震えながら後退りした。
「朔姫夜様?」
「来ないで…イヤっ…イヤっ…」
真っ青な顔をし震えながら身を縮こませている。
「…これは、7年前と同じ…?それならキースに任せるしかないな…」
ロイドは朔姫夜の行動に思い当たる節があるのか、朔姫夜の部屋の前に見張りをつけ朔姫夜を1人にした。
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