第5章番外編
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限界を探せ
私は地下牢教室へと向かっていた。もちろんその教室の主に会うため。
万年寒い地下の廊下は真冬の今は震えるほど寒い。今は2月。1年で1番寒い時期だ。
地下牢教室へと続く廊下を歩いていくと薬品の香りが風に乗って流れてくる。
覗き窓から光が漏れているのを確認してノックすればセブが顔を出した。
「ユキか。入れ」
『要件伝えたら直ぐに帰るよ。実験中でしょ?邪魔しちゃってごめん』
「邪魔をしたついでに手伝っていっても良いのだぞ」
『ふふ。いいわ』
セブの実験を手伝うのは良くあることだ。実験の場合、大事な作業は台無しにしたら悪いから手伝わないが、薬材を切る砕く、一定の速度で混ぜ続けるなどの単純作業は引き受けている。
2時間ほどの実験を終えて私はホッと息をついた。
因みに途中からこの実験ですることがなくなって、碧玉を粉になるまで砕かせる力作業を命じられた。相変わらず人使いが荒い男だ。
『今日の御礼を要求しても良いかしら?』
疲れて脱力している腕を揉みながら言う。
「碌でもないものでなければな」
『私には重要だけどセブにとっては碌でもないかも』
「なんだ。言え。受けるかどうかは我輩が判断する」
薬品で満たされた試験管に番号を振り終わってセブが私の方を向いた。
『ええと……お酒を飲むの付き合って欲しくて』
意外だと言うように眉をあげるセブに言葉を続ける。
『お酒を飲める量の限界を知りたいのよ』
するとセブは呆れたように溜息をついた。
「ハア。自分で言った通り碌でもない話ですな。そんなもの知ってどうするのかね?」
『大事なことよ!気をつけはするけど酔い潰されて襲われましたなんてことになったら困るでしょ』
「それは確かに『寝首を掻かれなんかしたら忍の名が泣くわ!』
「……そっちか」
『あとはどっち?』
「いや、なんでもない」
セブは頭が痛そうに眉間を揉んだ。
『ねえ、セブ。お願い』
手を合わせて頼み込む。
1人で飲むのは不安がある。酔い潰れてしまえば何をするか分からなかったし、加減して飲めば意味が無い。
念を込めて手を合わせていると腕を組み、眉を寄せていたセブは大きく息を吐いた後「良いだろう」と言ってくれた。
『やった!ありがとう』
「酔っぱらいのお前にホグワーツを破壊して回られては堪りませんからな」
『ふふ。ストッパー係お願いします』
「手がつけられんくなったら容赦なく呪文を打たせてもらう」
『了解です』
準備はするから杖だけ持って来てねと告げ、私は意気揚々と地下牢教室から出ていった。
***
夜9時丁度。
私は人の気配を感じて自室の扉を開けた。そこには階段を上ってくるセブの姿があった。
「相変わらず良く聴こえる耳だ」
セブを部屋に招き入れる。
準備はすっかり出来ていた。
テーブルには沢山のワインが並んでいる。赤白のワインのアルコール度数は全て10パーセント。
自分に合わない酒の種類もあるだろう。しかし、それは追追。今日のところはワインで実験だ。
テーブルの上にはワインの他もある。チーズ、オリーブの実、生ハムなどどれも口直しにはなるがお腹が膨れないものを選んだ。
『さあ、飲みましょう』
私は1本目のコルクを開けてセブのワイングラスにトクトクと注いでいく。
『「乾杯」』
チンとガラスが合わさるクリアな音が部屋に響いて私は1杯目のワインを口に含む。
初めの白ワインは爽やかで胃の中にすっと入っていった。
『ん……飲まないの?』
セブを見れば足を組み、ゆったりとした様子で私を眺めていた。
「お前より先に酔っては困る」
『お酒弱くないでしょ?飲んじゃえ、飲んじゃえっ』
Go,Go!と手を上げれば呆れたように笑われてしまう。だって1人で飲むのは寂しいじゃない。
『セブが一緒に飲んでくれないならグラスでお上品に飲むのはヤメ。手っ取り早くラッパ飲みするわ』
「っ!止めろ。体に悪い」
『それじゃあ一緒に飲んでくれるよね?』
「……仕方ない。いいだろう」
『もう1回乾杯!』
「あぁ」
再びグラスの合わさる音が部屋に響く。
私はぐいっと飲み干した。1杯目は完了。
「次はどちらにする?」
『もう1回白!』
「わかった」
セブが手を伸ばしてトクトクとワインを注いでくれる。セブを見ていると普段何気なく過ごしていた部屋が急にロマンチックに見えてきて私は目を瞬いた。もう酔っているのかしら。
ぐいっ
2杯目で酔っていては堪らない。私はゴクゴクと白ワインを飲んでいく。喉を通るアルコールは少し刺激があり気持ち良いような抵抗があるような。
「元いた世界で酒は飲まなかったのかね?」
『一滴も。私は飲む人じゃなくて介抱する方だったから』
綱手様もサクラちゃんも酷いもんだった。あの時の私は暗部を出たてで頓珍漢やら極端な行動も。そんなエピソードを話すとセブはくつくつと笑った。
「決して関わりたくないものだ」
『今まさに関わろうとしているけどね』
「うっ」
『私がどうなっても逃げ出さないでね』
「覚悟しておく」
ふっとセブは笑ってグラスを傾けた。
空になったグラス。
酔わせたい
ふと頭の中でそう思った。
微笑みを浮かべたセブの中に見えた隙。手で押せば簡単に倒れるような気がした。
気がした、ではない。私の力ならセブは椅子と共に簡単にひっくり返っていくだろう。
別に傷つけたい訳でもないし、からかいたい訳でもない。私はただ隙をつきたいのだ。
押し倒したらどんな顔をするかしら?
変な感情……
私は自分のおかしな感情に顔を顰めた。
「顔が変だぞ」
『か・お・が・へ・ん・だ・ぞ?ですって?』
私のそんな不思議な感情はセブの暴言でパチンと消えた。
『いきなり失礼ね』
「急に黙ったと思ったら百面相。確かめたいなら鏡を持ってくるが?」
『ちょっと考え事よ』
「お前の頭を覗いてみたいものですな。どうしたらあの変な顔に行き着くのか……」
『それは……』
言えるわけない!
私は答えを紛らわすためにぐっとグラスをあおる。
『次は赤ーー!』
「わかったから叫ぶな酔っぱらい」
『まだシラフよ』
「そうか(急な真顔……ユキの心中は計り知れんな)」
酔っ払った時の見分けはつくだろうか?
少し心配になったセブルスなのであった。
テーブルの上には沢山の空き瓶が並んでいる。その殆どはユキが飲み干したものだ。
『んっ、んん……』
ユキが感じているのは我慢できるほどの胸の気持ち悪さ。そしてフワフワとした気持ちと感覚。飛び跳ねたり歌えたら凄く楽しいように感じられる。
ユキは以前我を忘れるほど酔っ払ったことがあった。
それはホグワーツに来て2年目。セブルスとブルガリアへクィディッチ・ヨーロッパカップを見に行った時だ。
ひょんな事から同室に泊まることになった2人。ユキは部屋にあったバーカウンターでアルコール度数の高い酒を一気飲みしたのだ。
後から聞いた話、私はご機嫌で飛び跳ねて部屋の天井に穴を開けたのよね……
それ以外にも酔っぱらったことはある。だが、どこかに理性は残っていた。
今回は自分がダメになる瞬間が知りたい。
私はクナイを取り出しスっとベッドルームへと続く部屋の扉に投げた。
スッーーーー トン
クナイは狙っていた木目に突き刺さる。
「手元はしっかりしているようだな」
『すごく楽しい気分を押さえているけど。本当は踊りたい気分なのよ』
「見ててやるから踊ってはどうかね?」
『そんなしれーっとした目で見られながら踊るとか何の罰ゲーム?さ、ワインを頂戴』
もう1杯、もう1杯ーーーーもう……
頭がくらくらする。
クナイを取り出す。投げる。
タンッ
クナイは扉に突き刺さった。しかし、今まで投げたクナイの位置からは20cmほど離れてしまっていた。
『これが限界かしら』
今度は立ち上がり、先程より真剣に狙いを定める。揺れる足元、揺れる視界。私の投げたクナイは目標から外れてしまう。
『セブ、もう少し付き合ってくれるかしら』
「構わん」
『じゃあ』
私は式神を出した。大の男ほど大きくなりゆっくりと私の前で揺らめいている。
『セブルス・スネイプが止めろと言うまで私と戦いなさい』
わたしと式神は取っ組み合いを始めた。殴る、蹴る。相手は紙とはいえ人間と同じ程のパワーがあった。
『うっ』
「ユキ!」
私のお腹が式神に蹴られて私は呻く。心配するセブに大丈夫だと手で合図を送るがそれも一瞬のこと。式神は容赦なく向かってくる。
ブンと振られた拳をいなしてこちらもパンチを入れる。私の拳は顔にしっかりと入った。しかし、力が入ってなかったらしい。私の体は拳を振った後の踏ん張りが効かずに前方へと傾いた。そこへ、ドン。
『カッ……はぁっ……』
「止めろ!」
ガンっと私は床に両膝を着いた。式神は両手を組み、私の首下を思い切り殴ったのだ。
良くもやったわね……!と言ってやりたいのだが吐かないようにするのが精一杯。
私が出来るのは正座したまま地面に頭をつけて丸まることくらいだ。
『ユキ』
気遣わしげなセブの声。セブはそっと私の背中に手を乗せて摩ってくれる。
『あり、がとう。水、くれる?』
「あぁ」
息も絶え絶え言うとセブが水を汲んで持ってきてくれる。私の方は丸まった状態から反転して床に足を伸ばして座る体勢に変わっていた。しかし、どうにも安定感がない。
「ほら、水だ」
『ありがとう』
手が震える。貰ったコップがカタカタ震えて口元まで水を運べない。情けなさを感じていると手に温もり。背中にも。
「体を我輩に預けろ。水はゆっくり飲むことだ」
セブが私の手に手を添えて水を飲むのを助けてくれる。
私は様子を伺うように背中を後ろに倒してみた。セブが少しだけ身動ぎをして、体勢を整えたのだろう、倒れていく私を受け入れてくれた。
甘えちゃっていいかな?
式神に殴られ蹴られをした私は頭はぐらぐら、体の力は抜けきっていた。
『ごめん……ね。もう少しで……動けるようになるはずだからっ!?』
私は息を飲んだ。
急に体が浮き上がったから。セブが私を抱き上げたのだ。
『セブ?』
「ベッドルームまで運ぶ。そのまま寝ろ」
セブは優しい。
私は彼に身を任せてベッドまで運んでもらい、お水をもう一杯お願いする。
今日のこれは実験の手伝いだけでは割に合わないなと考えているとセブが戻ってきた。
『ありがとう』
ワインの香り それから甘い匂い
「何かね?」
コップをセブに返しながらセブの顔を見つめてしまう。甘い香りだ。ワイン、薬材の匂いも。全てが混ざってとても妖艶な香りがセブから感じ取れる。
まずいぞ、これは。ダメだと分かっているのに抑制の効かないこの感じ。
『セブ、私。どうかしてる』
今私はセブに抱きついて思い切りセブの匂いを嗅げたら幸せなのに、そうしたいという気持ちになっていた。とんだ変質者だ。
でも、したい、したい、やりたい!!!
だけど理性の糸を切ってはダメ。
セブは昔からの親友であり、同僚なわけで、そんな失礼なことをするわけにはいかなかった。
嫌な思いをさせたり軽蔑されたりはしたくない。
『わーーーーー!』
私は顔を覆い、自分の感情を逃がすように大声を出して布団の中で足をばたつかせた。
突然大声を上げて変な女だと思うなら思えばいい。変態女よりマシだ。
叫んで、少しだけ頭がクリアになった……気がする。いや、気がするだけだ。頭がグラングランしている。
私はまだ顔を手で隠してセブを見ないまま『今日はありがとう。これで帰って』と告げた。
「このまま眠るんだぞ」
『うん。ありがと。おやすみ』
「あぁ。よく眠れ」
頭の上に手の気配が来た。だが、触れられることの無いまま手の気配は消え行く。
パタン
私は扉の閉まる音とともに手を顔から外して脱力した。
もう、どうにかなっちゃいそうだった。
熱を持つ顔を手で扇ぎながら立ちがある。着替えよう。
畳むのは明日でいい。箪笥を半開きにしてそこに帯、着物と脱ぎ捨てていた私はゾゾっと鳥肌をたてて振り返った。
しまった!
気づいた時には遅すぎた。何の準備も出来ていないまま殴られた私はリビングへと続く扉まで吹き飛ばされた。
式神……消し忘れた。
式神は紙。セブに止まれと言われたあと、時間を経て動き出し、今までペラペラの紙となって隠れていたのだ。
『きゃとん……もう!印もくめりゃい』
酔いと殴られた衝撃で呂律が回らない。
せめて杖だ。だけど、さっき脱ぎ捨てた服と一緒。
式神をかわしながら部屋の奥まで行く自信が無い。
セブに助けを!
幸い後ろは扉だ。私はドアノブを回してリビングに飛び込んだ。
ガンッと膝を床にぶつけて、長襦袢を足で踏んづけて滑りながら何とか玄関にと辿り着いた。
ドアを開けて外へ―――ドンッ
『きゃあっ』
ガッターーーン ドドドドドド
式神に背中を蹴られて階段を滑り落ちた。
落下と酔いで頭がチカチカする。
『よくも、まぁ、やってくりぇる』
どうしようか。
この式神への命令は確か―――セブルス・スネイプが止めろと言うまで私と戦いなさい
私が負けたと分かれば命令が遂行されたと小さな紙に戻る。セブは帰ってしまった。式神に任務を遂行させるしかない。
明日はボッコボコね。
それでも負けてやるかと柱に捕まりながらヨロヨロと立ち上がる私へと両手を伸ばして近づいてくる式神。
ダメだわ。クラクラして立っているだけで精一杯。
『う……』
痛いのやだな。
私が痛みを覚悟した時だった。
「インセンディオ!」
目の前が真っ赤に燃える。
炎の柱となる式神。
燃え尽き、ハラハラと灰が降ってくる。
白い灰はまるで雪のよう。
なんだか急に意識が――――
「ユキ!」
倒れていく体は支えられた。
体に響くバリトンの声と甘い香り。
私は堪らずセブに抱きついた。
「すまない。気づくのが遅かった」
『私が悪いの。式神への命令の仕方が悪かったの』
思い切り息を吸い込む。変態というお叱りは明日受けるとしよう。
「部屋に運ぶからそんなに抱きつくな」
ぶっきらぼうに言われ慌てて身を離す。怒ってしまった。不快だったわね。酔っ払いの悪行だと忘れてくれるかしら?
『ごめん』
「その顔、殴られたのか?」
『不覚を取りました』
まだ怒ってる。セブは一言も発さないまま私をベッドまで連れて行って下ろした。
「バスルーム入るぞ」
セブは私の答えを聞かないままバスルームへと入っていき、タオルを水で冷やして持ってきた。
「冷やせ」
『気持ちいい』
ベッドに横になっている状態の私の口からほうっと息が漏れる。
『セブ、今日は本当に申し訳な、いっ!?』
ぐいっと首が閉まる。セブが私の長襦袢の襟を合わせたからだ。
『胸はだけてた?』
「気をつけろ」
呆れたといったように溜息を吐き出すセブ。
胸がチリチリと痛む。
『あの、ほんと、その……怒らないで、ううん、怒ってもいいから、愛想つかさないで、下……さい』
泣きそうだ。
このままセブに嫌われたらどうしようか。
涙が出そうになって目を強く瞑っていると風がやってきた。
目を開けるとセブが私の上に跨っている。
『セブ?』
『ユキ、今からすることはお前の夢だ。よいな?』
『夢……』
「そうだ」
私は頬に添えていたタオルを離した。
唇から唇へ、セブの体温が伝わってくる。
熱くて、体が蕩けそう。
鼻腔をくすぐる甘い香りは体全体を痺れさせて、目の奥も重くなる。
うっとりとした気持ちで目を開けば優しく耀く黒い瞳に捕らえられて、ふと、このまま貴方のものになれたら良いのにと考えてしまう。
甘い吐息は
頬へ、優しく
耳へ、少しくすぐったくて
首筋へ――――
『ぁっ』
ぴりっと甘美な痺れ。
溶けそう……
ダメだ。くらくらと痺れて何も考えられない。意識が―――
微睡みの中に甘い声で名前を呼ばれ、私は幸せな気持ちで瞳を閉じた。
***
『おはようございます』
朝のガヤガヤが頭に響き、眉間を寄せながら職員テーブルに着く。
『おはよう、セブ』
「起きれたか?」
『昨日はありがとう。私―――』
「よ、ユキ」
『おはよう、シリウス』
「どうした、ここ」
シリウスが急に顔を恐くしながら私の首を指さした。
『昨夜虫に刺されたみたい。それに酔っ払って、式神と戦って、廊下に転げて―――炎が―――あと、うーん』
痛い頬と、冷たいタオル。それから甘い香りに―――ええと―――
『なんだっけな』
虫に刺されたと思い出したら急に痒くなってきて私は首を引っ掻いた。
「爪をたてるな。傷になるぞ」
そう言って私の手を引っ張るシリウスはもう怖い顔をしていない。
「酒を飲むなら付き合ったのに」
『昨日は実験。セブに付き合ってもらったんだ』
「スニベルスと!?なんで俺じゃないんだよ」
「適任ではないからではないかね?」
セブが楽しそうにゴブレットを飲み干した。
『昨日はほら、実験だから。また楽しく一緒に飲もう』
「さっきから言う実験てなんなんだよ」
『自分がどのくらいの量のお酒を飲めるかっていう実験』
「てことは……もしかして泥酔したのか?」
『うん。酔って式神にボロ負け』
「おいスニベリー!ユキにいやらしい事してないだろうな!あ!首のあれはやっぱり」
「お前の質問に答える義理はない」
『首のこれ?虫じゃないの?』
「決闘だスニベルス!」
『セブ……?』
「何か覚えているのかね……プロテゴ」
シリウスの呪文を弾くセブに首を振る。
「夢にも残らんとはな、コンフリンゴ」
チラと私を見てつまらなそうに鼻を鳴らすセブ。
首の跡、怒るシリウス、つまらなそうなセブ。繋がらない……。
私は考えることを諦めて決闘を背に朝食を始めたのだった。
┈┈┈┈┈後書き┈┈┈┈┈┈┈
アンケート第1位《教授セブルス》第2弾です。