人造人間,セル編
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謎の青年は先程地球に降り立ったばかりの悟空をつれて遠くの方へ行ってしまう。なにやら2人でこそこそと話しているように見えるが、遠すぎるため内容は聞こえてこなかった。周りの空気が変わった。来る。その瞬間悟空はスーパーサイヤ人に変身した。
「何よ孫君、どうしちゃったのあれ?」
「スーパーサイヤ人になっちゃった」
「すーぱーさいやじん?」
ブルマの問いかけに隣にいた悟飯が応じた。
ヤムチャや天津飯、ピッコロは目を丸くして驚いている。ベジータに至っては眉をぴりぴりと振るわせていた。
すると今度は謎の青年もスーパーサイヤ人へと変身する。張り詰めた空気が辺り一面漂っていく。
ソラは驚くことはなかった。
さっきフリーザ親子が倒された時も、今も何故か懐かしいような切ないような気持ちになった。初めて見たのに、何でだろう。心当たりがない。
「すーぱーさいやじんに、悟飯ちゃんも、なれる?」
「僕はなれないよ......あれは特別なんだ」
「とくべつ......」
暫くすると遠くの2人は変身を解いて、またこそこそと話し始めた。謎の青年がこちらを指さす。すると悟空はわざとらしいほど盛大に転けた。
「なんかびっくりして転けたみたいよ、何があったのかしら」
「しかもあいつこっち見てんぞ」
「笑ってるみたいですよ」
ブルマとヤムチャ、そしてプーアルが不思議そうに首を傾げた。
「あのおにいちゃん、ぶるまさん、みてる」
「えっ、私、やだなに、この可愛いブルマちゃんに惚れちゃったとか?やあだ、もう、私ってほーんと罪な女」
「うーん?」
ソラは両腕を組んで上半身を傾けた。確かにブルマを見てはいるがそういう話をしている訳ではないと思う。悟飯はそんなソラをみて、クスッと笑うと腰をかがめて彼女の目頭を撫でる。
「皺がよってる」
「んー、くすぐったいよう」
そうしている間に謎の青年と悟空は別れた。謎の少年はカプセルから出した大きな乗り物に乗ると空の彼方へと消えていった。
「孫君、結局なんだったのよ?」
「んー、まぁ、それは後でだな。それよりさ、ずーっと気になってたんだけどよ、悟飯の隣にいるちっちぇえの誰だ?女の子だろ、そいつ」
ソラはドキッとして悟飯の背中をぎゅっと掴む。
「あぁ、そう言えば孫君とは面識なかったわね。この子、孫君が宇宙を漂っている間に新しく仲間になった子なの」
「僕のお父さんは怖くないよ」
悟飯は緊張した様子のソラに優しく声をかけた。すると、ソラは悟飯を掴んでいた手を離し、前の方へとゆっくり出てきた。
「は、じめまして、ソラ、です。」
「ソラか。オラ孫悟空っちゅうんだ。よろしくな」
悟空は右手を出して、握手を求めた。慌ててソラも右手を差し出す。しかし2人であれっ?となり、悟空が左手に差し替えて無事に握手が出来た。彼の手はソラの何倍も大きかった。
「孫君。実はこの子ね、貴方と同じ純血のサイヤ人なの。しかも30年前から生きているのよ?」
「い゙ぃ......?お、おめぇオラより年上でしかもサイヤ人なのか?ひぇー、今日はサイヤ人によく会うなぁ」
悟空は先程と同じように驚いていた。転けることはしなかったが。
「悟飯ちゃん、悟空さんの、おてて、おおきいね」
「大人だからね、」
悟空は無邪気に話している自分の息子と少女を横目に、真剣な話を始めた。
1年後に起こる、悲劇の話。
そして3年後、この地球に強敵が現れるということを。
「じんぞうにんげん」
何だか恐ろしい名前だった。
最初は皆半信半疑であったが、悟空の真剣な表情を見て信じることにした。
これから3年後に向けて猛特訓を始める。
悟空に頼らずとも戦えるように。
今まで以上に強くならなければ。
その場にいる戦士たちは決意をした。
同時刻
時をかけるタイムマシンの中で1人の青年は考えていた。本来なら悟空が倒すはずだったフリーザ親子を、自分が倒してしまった。
歴史を改ざんしてしまったのだ。
しかし、目的は達成することができた。
きっと、きっと、大丈夫。
悟飯さん、ソラさん。
2人はまだ小さな子供だった。
でも、確かに自分が知っている2人の面影があって、何だか涙が出そうだった。
あの未来は絶対に助ける。
人造人間なんかに壊されてたまるか。
トランクスもまた、固く決意していた。
「何よ孫君、どうしちゃったのあれ?」
「スーパーサイヤ人になっちゃった」
「すーぱーさいやじん?」
ブルマの問いかけに隣にいた悟飯が応じた。
ヤムチャや天津飯、ピッコロは目を丸くして驚いている。ベジータに至っては眉をぴりぴりと振るわせていた。
すると今度は謎の青年もスーパーサイヤ人へと変身する。張り詰めた空気が辺り一面漂っていく。
ソラは驚くことはなかった。
さっきフリーザ親子が倒された時も、今も何故か懐かしいような切ないような気持ちになった。初めて見たのに、何でだろう。心当たりがない。
「すーぱーさいやじんに、悟飯ちゃんも、なれる?」
「僕はなれないよ......あれは特別なんだ」
「とくべつ......」
暫くすると遠くの2人は変身を解いて、またこそこそと話し始めた。謎の青年がこちらを指さす。すると悟空はわざとらしいほど盛大に転けた。
「なんかびっくりして転けたみたいよ、何があったのかしら」
「しかもあいつこっち見てんぞ」
「笑ってるみたいですよ」
ブルマとヤムチャ、そしてプーアルが不思議そうに首を傾げた。
「あのおにいちゃん、ぶるまさん、みてる」
「えっ、私、やだなに、この可愛いブルマちゃんに惚れちゃったとか?やあだ、もう、私ってほーんと罪な女」
「うーん?」
ソラは両腕を組んで上半身を傾けた。確かにブルマを見てはいるがそういう話をしている訳ではないと思う。悟飯はそんなソラをみて、クスッと笑うと腰をかがめて彼女の目頭を撫でる。
「皺がよってる」
「んー、くすぐったいよう」
そうしている間に謎の青年と悟空は別れた。謎の少年はカプセルから出した大きな乗り物に乗ると空の彼方へと消えていった。
「孫君、結局なんだったのよ?」
「んー、まぁ、それは後でだな。それよりさ、ずーっと気になってたんだけどよ、悟飯の隣にいるちっちぇえの誰だ?女の子だろ、そいつ」
ソラはドキッとして悟飯の背中をぎゅっと掴む。
「あぁ、そう言えば孫君とは面識なかったわね。この子、孫君が宇宙を漂っている間に新しく仲間になった子なの」
「僕のお父さんは怖くないよ」
悟飯は緊張した様子のソラに優しく声をかけた。すると、ソラは悟飯を掴んでいた手を離し、前の方へとゆっくり出てきた。
「は、じめまして、ソラ、です。」
「ソラか。オラ孫悟空っちゅうんだ。よろしくな」
悟空は右手を出して、握手を求めた。慌ててソラも右手を差し出す。しかし2人であれっ?となり、悟空が左手に差し替えて無事に握手が出来た。彼の手はソラの何倍も大きかった。
「孫君。実はこの子ね、貴方と同じ純血のサイヤ人なの。しかも30年前から生きているのよ?」
「い゙ぃ......?お、おめぇオラより年上でしかもサイヤ人なのか?ひぇー、今日はサイヤ人によく会うなぁ」
悟空は先程と同じように驚いていた。転けることはしなかったが。
「悟飯ちゃん、悟空さんの、おてて、おおきいね」
「大人だからね、」
悟空は無邪気に話している自分の息子と少女を横目に、真剣な話を始めた。
1年後に起こる、悲劇の話。
そして3年後、この地球に強敵が現れるということを。
「じんぞうにんげん」
何だか恐ろしい名前だった。
最初は皆半信半疑であったが、悟空の真剣な表情を見て信じることにした。
これから3年後に向けて猛特訓を始める。
悟空に頼らずとも戦えるように。
今まで以上に強くならなければ。
その場にいる戦士たちは決意をした。
同時刻
時をかけるタイムマシンの中で1人の青年は考えていた。本来なら悟空が倒すはずだったフリーザ親子を、自分が倒してしまった。
歴史を改ざんしてしまったのだ。
しかし、目的は達成することができた。
きっと、きっと、大丈夫。
悟飯さん、ソラさん。
2人はまだ小さな子供だった。
でも、確かに自分が知っている2人の面影があって、何だか涙が出そうだった。
あの未来は絶対に助ける。
人造人間なんかに壊されてたまるか。
トランクスもまた、固く決意していた。