人造人間,セル編
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悟飯、クリリン、ヤムチャは先に飛んでいってしまった。ソラも早く彼等の元に行きたい気持ちはある。しかし、ブルマやトランクスが心配であったので逸る気持ちを抑えてヤジロベーを含めた4人、ジェット機で追いかけることにした。
来るのが少し遅かったか......
島はめちゃくちゃ、悟空さん達はもういない、一体何が起こったんだ!?
その頃トランクスも未来からやってきていた。しかし、タイムマシンの不調もあり少しだけ来るタイミングが遅くなってしまっていたのだ。トランクスはあさっての方向で皆が戦っている気配を感じ取り、急いで向かっていく。そしてソラもトランクスの気配を感じていた。その瞬間、彼はジェット機の横を猛スピードで通過した。
「あっ、やっぱり、あのお兄ちゃんだ」
「本当だ!!あの子だったわ、3年前に見た紫の髪の男の子。きっと人造人間はあっちにいるんだわ!」
「ブルマさん、もっと飛ばせる?」
「オーケー。ブルマ様に任せなさい!!」
「お、おいブルマ。こっちにゃこんなちっせぇガキがいるんだぞ。危ねぇぞ。おみゃあらほんとに行くのかよ......」
「あったり前でしょ、さぁ皆しっかり捕まっててね」
横のレバーをグイッと思い切っきり引いてジェット機のスピードを最大限にあげる。超スピードで飛ぶジェット機はあっという間に皆が戦っていた場所へと着いてしまった。
「あっ、ほら見て。あそこ、皆いるじゃない。敵はもう居なくなったって事かしら。やっほー!!」
ソラは謎の不快感を覚えた。
確かに、皆いるけど......。
「え、」
ブルマが何かに気付いたその時だった。
下にいた敵と思われる老人のような見た目をした人物が何かを大声で叫び、ビームをこちら目掛けて放った。
「きゃーっ」
「かあさん!」
爆撃に巻き込まれる瞬間誰かがブルマを掴んだ。危機一髪でジェット機の中から逃げる事ができたのだった。
「ふぁーっ、助かったぁ、って、あれ!? トランクスがいない、うそ、トランクス、トランクス!!」
「大丈夫!」
「ソラ...ちゃん......」
ブルマの目線の先にはソラが今にも泣きそうになっている赤ん坊のトランクスを腕の中にしっかりと抱いていた。
「ほら、トランクス、大丈夫だよ、君の事は私が守るからね。だからね、泣かないでよう」
よしよしと慰めると、赤ん坊はきゃっきゃと笑い始めた。笑顔が戻った所でトランクスをブルマに預ける。
「でも、ブルマさんは、そっちのお兄ちゃんに、取られちゃった。へへ......」
「あっ、すみません」
「ううん、お兄ちゃん、ありがとう!」
「っ、いえ、そんな」
彼女がお礼を言うと青年は耳まで真っ赤になっていく。そんな彼を不思議そうにソラは見ていた。ベジータは先程の敵を見失い頭に血が上がっていたが、ブルマの発言で更にふつふつと怒りが湧いていた。
「なに、ドクター・ゲロだと!? チッ、てめぇの言ったことは何もかもでたらめだ」
ベジータの怒りの沸点はピークに達し、ドクター・ゲロの研究所があるという北の都へ飛び去る。青年は、もうお父さんを死なせるものかとぶつぶつ呟くと、それを追うように飛び去っていった。
「ねぇ、さっきの子、ベジータの事お父さんって。ねぇ、どういうこと?」
ブルマの問いにピッコロが応えた。
「もう黙っている必要はない。あいつは、未来から来たその赤ん坊だ」
えぇー!!??
ピッコロ以外のその場にいた全員が驚きの声を発した。ブルマは自分の子が将来イケメンになる、ということにとても喜んでいた。
「赤ちゃんの、トランクスと、お兄ちゃんの、トランクス......」
ソラは話のスケールが大きすぎてちんぷんかんぷんだった。
「未来から来たトランクス君ってことだよ」
「未来のトランクス.....悟飯ちゃん、未来って、どこにあるの?」
「えぇとね、んっと、未来は今よりもずーっと先の時間のことだよ」
「んー」
「成長して大きくなったトランクス君ってところかな?」
「そっか、ちょっと分かった!」
悟飯がそっとソラの頭を撫でる。
悟飯はソラが何かを理解した時に頭を撫でる癖があった。そうすると、彼女はふへへと緩んだ声を出して喜ぶから。自分もあったかい気持ちになるのだ。
皆はいそいそと話し合いを始める。
今やるべき事は2つ。
ドクター・ゲロを追いかけること、
悟空にこの事を知らせること、
2つに別れることにした。
悟飯、ブルマ、赤ん坊のトランクス、そしてヤジロベーは悟空の元に。
他のメンバーはドクター・ゲロの研究所に行く事に決めた。
「ソラは僕達と一緒に来る?」
「うーんとね、皆に着いてってみようかな。未来の、トランクス......? えっと、お兄ちゃんの事気になるし」
「危険だぞ」
ピッコロがソラに警告をする。
「大丈夫。私も、戦えるもん」
「ソラちゃん、無理しちゃ駄目よ?」
「ブルマさん、平気だよ!!」
そうして各方向に戦士は飛び立つ。
これから起こる恐怖なんて知らずに。
来るのが少し遅かったか......
島はめちゃくちゃ、悟空さん達はもういない、一体何が起こったんだ!?
その頃トランクスも未来からやってきていた。しかし、タイムマシンの不調もあり少しだけ来るタイミングが遅くなってしまっていたのだ。トランクスはあさっての方向で皆が戦っている気配を感じ取り、急いで向かっていく。そしてソラもトランクスの気配を感じていた。その瞬間、彼はジェット機の横を猛スピードで通過した。
「あっ、やっぱり、あのお兄ちゃんだ」
「本当だ!!あの子だったわ、3年前に見た紫の髪の男の子。きっと人造人間はあっちにいるんだわ!」
「ブルマさん、もっと飛ばせる?」
「オーケー。ブルマ様に任せなさい!!」
「お、おいブルマ。こっちにゃこんなちっせぇガキがいるんだぞ。危ねぇぞ。おみゃあらほんとに行くのかよ......」
「あったり前でしょ、さぁ皆しっかり捕まっててね」
横のレバーをグイッと思い切っきり引いてジェット機のスピードを最大限にあげる。超スピードで飛ぶジェット機はあっという間に皆が戦っていた場所へと着いてしまった。
「あっ、ほら見て。あそこ、皆いるじゃない。敵はもう居なくなったって事かしら。やっほー!!」
ソラは謎の不快感を覚えた。
確かに、皆いるけど......。
「え、」
ブルマが何かに気付いたその時だった。
下にいた敵と思われる老人のような見た目をした人物が何かを大声で叫び、ビームをこちら目掛けて放った。
「きゃーっ」
「かあさん!」
爆撃に巻き込まれる瞬間誰かがブルマを掴んだ。危機一髪でジェット機の中から逃げる事ができたのだった。
「ふぁーっ、助かったぁ、って、あれ!? トランクスがいない、うそ、トランクス、トランクス!!」
「大丈夫!」
「ソラ...ちゃん......」
ブルマの目線の先にはソラが今にも泣きそうになっている赤ん坊のトランクスを腕の中にしっかりと抱いていた。
「ほら、トランクス、大丈夫だよ、君の事は私が守るからね。だからね、泣かないでよう」
よしよしと慰めると、赤ん坊はきゃっきゃと笑い始めた。笑顔が戻った所でトランクスをブルマに預ける。
「でも、ブルマさんは、そっちのお兄ちゃんに、取られちゃった。へへ......」
「あっ、すみません」
「ううん、お兄ちゃん、ありがとう!」
「っ、いえ、そんな」
彼女がお礼を言うと青年は耳まで真っ赤になっていく。そんな彼を不思議そうにソラは見ていた。ベジータは先程の敵を見失い頭に血が上がっていたが、ブルマの発言で更にふつふつと怒りが湧いていた。
「なに、ドクター・ゲロだと!? チッ、てめぇの言ったことは何もかもでたらめだ」
ベジータの怒りの沸点はピークに達し、ドクター・ゲロの研究所があるという北の都へ飛び去る。青年は、もうお父さんを死なせるものかとぶつぶつ呟くと、それを追うように飛び去っていった。
「ねぇ、さっきの子、ベジータの事お父さんって。ねぇ、どういうこと?」
ブルマの問いにピッコロが応えた。
「もう黙っている必要はない。あいつは、未来から来たその赤ん坊だ」
えぇー!!??
ピッコロ以外のその場にいた全員が驚きの声を発した。ブルマは自分の子が将来イケメンになる、ということにとても喜んでいた。
「赤ちゃんの、トランクスと、お兄ちゃんの、トランクス......」
ソラは話のスケールが大きすぎてちんぷんかんぷんだった。
「未来から来たトランクス君ってことだよ」
「未来のトランクス.....悟飯ちゃん、未来って、どこにあるの?」
「えぇとね、んっと、未来は今よりもずーっと先の時間のことだよ」
「んー」
「成長して大きくなったトランクス君ってところかな?」
「そっか、ちょっと分かった!」
悟飯がそっとソラの頭を撫でる。
悟飯はソラが何かを理解した時に頭を撫でる癖があった。そうすると、彼女はふへへと緩んだ声を出して喜ぶから。自分もあったかい気持ちになるのだ。
皆はいそいそと話し合いを始める。
今やるべき事は2つ。
ドクター・ゲロを追いかけること、
悟空にこの事を知らせること、
2つに別れることにした。
悟飯、ブルマ、赤ん坊のトランクス、そしてヤジロベーは悟空の元に。
他のメンバーはドクター・ゲロの研究所に行く事に決めた。
「ソラは僕達と一緒に来る?」
「うーんとね、皆に着いてってみようかな。未来の、トランクス......? えっと、お兄ちゃんの事気になるし」
「危険だぞ」
ピッコロがソラに警告をする。
「大丈夫。私も、戦えるもん」
「ソラちゃん、無理しちゃ駄目よ?」
「ブルマさん、平気だよ!!」
そうして各方向に戦士は飛び立つ。
これから起こる恐怖なんて知らずに。