1話
夢小説設定
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「“ソラ”、なんてどう?」
『ソラ?』
「そう、良い名前でしょ」
オウム返しのように聞き返す魔導士に、ジャックスはニヤリと笑って頷く
魔導士は暫く考えた後、腕を組みながら言った
『あー…まあ、そうだな。確かに……』
「なに?その煮え切らない感じ。不満だった?」
『いや、そうじゃなくて…何かもっと、変な名前でも付けられるのかと…』
「お望み通りにしようか?」
『結構』
相変わらずニヤニヤとしながら言うジャックスに、魔導士はバッと片手を挙げてそれを制した
『…… (……ソラ、か…)』
ジャックスが付けてくれた名前を、頭の中で反芻する
いつの間にか、自然と笑みが零れていた
『……悪くない』
「!」
小さく微笑んだその表情を見て、ピタッと固まるジャックス
珍しく口元をニヤつかせず、まるで釘付けになっているかのように凝視する
暫くしてハッと我に返ったのか、ジャックスは笑って言った
「……気に入ってもらえてよかったよ」
魔導士の名前は、“ソラ”に決まった
「よし、次は君の番だ!」
「えっ?あ…私も、何でもいいわ」
「それじゃあ…君はこれで決めようか!」
ケインがそう言うと、上から巨大なスロットマシンが落ちてきた
そこにはアルファベットがランダムに書かれており、既にグルグルと回っているようだ
暫くしてその回転が止まると、そこには“XDDCC”と書かれていた
「“クスドゥクク”はどうかな?」
「嫌だ」
「ああ酷いね。それじゃあもう一丁!」
即答で断る道化師に、ケインはもう一度スロットを回す
すると次に出てきたのは“POMNI”という文字だった
「“ポムニ”はどうかな?」
「えっ…そうね…ちょっと……」
「ああクソ!ジャックス!新しい冒険に出よう、新メンバーのソラとポムニの為に!」
「それ5分前に言ったよ」
優柔不断なのか悩みだす道化師の名前を、ケインは強制的に“ポムニ”と決定づけたようだ
「よし!冒険は好きかな?アクティビティ、不思議、危険、恐怖、痛み、苦難、苦悶は?死、病、死、エンゼルケーキは?」
ソラとポムニに向かって言葉を捲し立てながら詰め寄るケインが懐から取り出したエンゼルケーキを掲げると、そのケーキをバブルが一口で平らげてしまった
それを見たケインは、怒ってバブルを指で突き消してしまう
「たかるんじゃない!」
『……“冒険”っつったって…』
「あ、あんまり……」
「君達は新入りだからシンプルな屋内の冒険にして、ここでのルールに慣れてもらおう」
「は?最悪!屋内の冒険は嫌なんだよね」
ケインの提案に、後ろで話を聞いていた三角が悪態を吐いた
そんな三角の方へとケインは飛んで行く
「大丈夫だズーブル。大したものではないから、君は参加しなくても構わないぞ」
そう言って三角─もとい、ズーブルの肩をポンポンと叩いた後、ケインは指を鳴らして言った
『ソラ?』
「そう、良い名前でしょ」
オウム返しのように聞き返す魔導士に、ジャックスはニヤリと笑って頷く
魔導士は暫く考えた後、腕を組みながら言った
『あー…まあ、そうだな。確かに……』
「なに?その煮え切らない感じ。不満だった?」
『いや、そうじゃなくて…何かもっと、変な名前でも付けられるのかと…』
「お望み通りにしようか?」
『結構』
相変わらずニヤニヤとしながら言うジャックスに、魔導士はバッと片手を挙げてそれを制した
『…… (……ソラ、か…)』
ジャックスが付けてくれた名前を、頭の中で反芻する
いつの間にか、自然と笑みが零れていた
『……悪くない』
「!」
小さく微笑んだその表情を見て、ピタッと固まるジャックス
珍しく口元をニヤつかせず、まるで釘付けになっているかのように凝視する
暫くしてハッと我に返ったのか、ジャックスは笑って言った
「……気に入ってもらえてよかったよ」
魔導士の名前は、“ソラ”に決まった
「よし、次は君の番だ!」
「えっ?あ…私も、何でもいいわ」
「それじゃあ…君はこれで決めようか!」
ケインがそう言うと、上から巨大なスロットマシンが落ちてきた
そこにはアルファベットがランダムに書かれており、既にグルグルと回っているようだ
暫くしてその回転が止まると、そこには“XDDCC”と書かれていた
「“クスドゥクク”はどうかな?」
「嫌だ」
「ああ酷いね。それじゃあもう一丁!」
即答で断る道化師に、ケインはもう一度スロットを回す
すると次に出てきたのは“POMNI”という文字だった
「“ポムニ”はどうかな?」
「えっ…そうね…ちょっと……」
「ああクソ!ジャックス!新しい冒険に出よう、新メンバーのソラとポムニの為に!」
「それ5分前に言ったよ」
優柔不断なのか悩みだす道化師の名前を、ケインは強制的に“ポムニ”と決定づけたようだ
「よし!冒険は好きかな?アクティビティ、不思議、危険、恐怖、痛み、苦難、苦悶は?死、病、死、エンゼルケーキは?」
ソラとポムニに向かって言葉を捲し立てながら詰め寄るケインが懐から取り出したエンゼルケーキを掲げると、そのケーキをバブルが一口で平らげてしまった
それを見たケインは、怒ってバブルを指で突き消してしまう
「たかるんじゃない!」
『……“冒険”っつったって…』
「あ、あんまり……」
「君達は新入りだからシンプルな屋内の冒険にして、ここでのルールに慣れてもらおう」
「は?最悪!屋内の冒険は嫌なんだよね」
ケインの提案に、後ろで話を聞いていた三角が悪態を吐いた
そんな三角の方へとケインは飛んで行く
「大丈夫だズーブル。大したものではないから、君は参加しなくても構わないぞ」
そう言って三角─もとい、ズーブルの肩をポンポンと叩いた後、ケインは指を鳴らして言った