1話
夢小説設定
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「まずは新メンバーの二人に“サーカス・グランド”について説明したい。さあ行くぞ!」
そう言うと、ケインは魔導士と道化師の腕を掴む
そして身体が宙に浮いたかと思うと、次の瞬間風景が目まぐるしく移り変わり、どこか“外”の様な空間に出た
後方には、サーカスでよく見るような赤と黄色のテントが建っている
「ここは“テント”だ!ここは生活の場でありながら、いろんなアクティビティもあるぞ。アクティビティには…」
そこまで言うと、ケインの目玉がまるで“ブルースクリーン”のように青く染まり、耳障りな機械音が鳴り出した
『え!?なっ…おい、大丈夫か…?』
「……………大丈夫!ボールプール、ミニゴルフなんかがある!」
魔導士の声掛けから暫く間を置き、また軽快に動き出したケインは次の場所へと二人を連れて行く
「そしてここが“グランド”だ!デジタルの湖に飛び込んだり、“デジタル・カーニバル”では乗り物に乗ったりできるぞ!夜でも昼でも大丈夫!全て君達次第、選び放題だ」
「あー…これで、終わり?」
「まだまだ!」
眉を寄せながら言う道化師に、ケインは二人と肩を組んで次の場所へ飛ぶ
着いた場所は、真っ白な果ての見えない空間だった
「ここは“虚無空間”。虚無空間に出かける事はない。私ですら何があるのか知らないんだ」
『……ああ…』
「……そう…」
突然顔に影を落としながら言うケインに、二人は息を呑みつつも小さく相槌を打つ
早々に虚無空間を後にした三人は、再びグランドへと戻った
「だからここにさえいれば、私は何百もの目で君達を監視出来る」
『(……“監視”、ねぇ…)』
いくつもの目玉を出現させながら言うケインを見て、魔導士は腕を組みながら小さく息を吐いた
すると、上空から誰かの声がこちらへ届いた
「あらケイン、愛してるわ」
「ヒャッ!!“月”がはしゃぎだす前にここを離れよう!」
上空に浮かぶ月の言葉を聞いたケインは、慌ててテントへ戻ろうと魔導士と道化師の背中を押す
そんな中、二人はふと視線を下げてとある物を見つけた
それは、“EXIT”と書かれたあの赤い扉だった
「待って!あれは何!?」
道化師の制止の言葉は聞かず、ケインは二人の肩を掴みそのままテント内へと戻ってしまった
地面に降り立った二人だったが、道化師は次々と瞬間移動した反動からか、口から黒い吐瀉物を大量に吐き出してしまった
それを見た魔導士は驚きながらも道化師の背中を擦る
『だ、大丈夫か!?』
「う゛う゛っ……あ、ありがとう……」
「うわっ…通路を掃除するんだ!」
「任せて、ボス!」
盛大に吐いた道化師に対して目に見えて引きながらも、ケインはバブルに素早く指示を出す
するとどこからともなく出てきたバブルが、あろうことか自身の“舌”で吐瀉物を舐め取り始めた
それを見たケインは、有り得ないとでも言いたげな声色で呟く
「……どうして君はこうなんだ?」
そう言うと、ケインは魔導士と道化師の腕を掴む
そして身体が宙に浮いたかと思うと、次の瞬間風景が目まぐるしく移り変わり、どこか“外”の様な空間に出た
後方には、サーカスでよく見るような赤と黄色のテントが建っている
「ここは“テント”だ!ここは生活の場でありながら、いろんなアクティビティもあるぞ。アクティビティには…」
そこまで言うと、ケインの目玉がまるで“ブルースクリーン”のように青く染まり、耳障りな機械音が鳴り出した
『え!?なっ…おい、大丈夫か…?』
「……………大丈夫!ボールプール、ミニゴルフなんかがある!」
魔導士の声掛けから暫く間を置き、また軽快に動き出したケインは次の場所へと二人を連れて行く
「そしてここが“グランド”だ!デジタルの湖に飛び込んだり、“デジタル・カーニバル”では乗り物に乗ったりできるぞ!夜でも昼でも大丈夫!全て君達次第、選び放題だ」
「あー…これで、終わり?」
「まだまだ!」
眉を寄せながら言う道化師に、ケインは二人と肩を組んで次の場所へ飛ぶ
着いた場所は、真っ白な果ての見えない空間だった
「ここは“虚無空間”。虚無空間に出かける事はない。私ですら何があるのか知らないんだ」
『……ああ…』
「……そう…」
突然顔に影を落としながら言うケインに、二人は息を呑みつつも小さく相槌を打つ
早々に虚無空間を後にした三人は、再びグランドへと戻った
「だからここにさえいれば、私は何百もの目で君達を監視出来る」
『(……“監視”、ねぇ…)』
いくつもの目玉を出現させながら言うケインを見て、魔導士は腕を組みながら小さく息を吐いた
すると、上空から誰かの声がこちらへ届いた
「あらケイン、愛してるわ」
「ヒャッ!!“月”がはしゃぎだす前にここを離れよう!」
上空に浮かぶ月の言葉を聞いたケインは、慌ててテントへ戻ろうと魔導士と道化師の背中を押す
そんな中、二人はふと視線を下げてとある物を見つけた
それは、“EXIT”と書かれたあの赤い扉だった
「待って!あれは何!?」
道化師の制止の言葉は聞かず、ケインは二人の肩を掴みそのままテント内へと戻ってしまった
地面に降り立った二人だったが、道化師は次々と瞬間移動した反動からか、口から黒い吐瀉物を大量に吐き出してしまった
それを見た魔導士は驚きながらも道化師の背中を擦る
『だ、大丈夫か!?』
「う゛う゛っ……あ、ありがとう……」
「うわっ…通路を掃除するんだ!」
「任せて、ボス!」
盛大に吐いた道化師に対して目に見えて引きながらも、ケインはバブルに素早く指示を出す
するとどこからともなく出てきたバブルが、あろうことか自身の“舌”で吐瀉物を舐め取り始めた
それを見たケインは、有り得ないとでも言いたげな声色で呟く
「……どうして君はこうなんだ?」