1話
夢小説設定
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「無理だよ」
『!! ぅあ…!?』
いつの間にか近くにいたのか、ウサギが魔導士を覗き見る様にヒョイッと顔を出した
急に近くから出てきて驚いたのか、魔導士は肩をビクッと跳ねさせる
すると三角がウサギを咎めるように一睨みしながら言った
「黙ってジャックス。……でも、彼の言う通り。“新しいお家”と“身体”にようこそ」
「あ、“新しいお家”…!?」
『ど、どういう意味…?』
「からかわないで」
優し気な口調で二人に言う三角に、人形は眉を顰めて釘を刺す
だが、今度は先程とは逆の方から魔導士の顔を覗き込みながらウサギ─もとい、ジャックスが言った
「ずっとここにいるんだ。あそこにいるキンガーが一番古株かな」
「む?誰か昆虫採集の話をしたか?」
ジャックスが指した方向に目を向けると、そこには山積みにされたクッションの中にいるあのキングの姿があった
名前はキンガーというらしい
的外れな事を言うキンガーを見て、ジャックスは自身のこめかみ付近でクルクルと指を回して笑った
「だからイカれちまったのさ!へっへっへ……はぁ」
『……あー…てか、近くね?』
「そう?まあ気にしないでよ、距離感なんて人それぞれだしさ」
ニヤニヤと隣で笑っているジャックスに、何だかテキトーに言いくるめられたような気がしつつもまあ別にいいかと小さく息を吐く
すると、ずっと黙っていた道化師がワナワナと震え出し、ピンッと人差し指を立てて明るく笑った
「ああ、なるほど分かったわ!夢なのね!目が覚めるまで、楽しめばいいのよね?」
『えっ…夢?……そうなの?』
「……何とでも言えばいい」
わざとらしい笑顔を浮かべる道化師に、魔導士はジャックスに振り返って問い掛ける
だがジャックスは腕を組みながら魔導士を見た後、道化師に対してどこか呆れ気味に言うのだった
そんな中、地面に落ちて真っ二つに割れてしまった仮面を見て落ち込んでいたあのリボンの身体をした人物が悲しそうに呟いた
「喜劇の仮面が壊された……」
『! あ、ごめん!私のせいで…!直るか…?これ…』
先程ぶつかったのを思い出したのか、魔導士は慌ててリボンに近寄ってしゃがみ込み、その落ちた仮面の一部を拾い上げた
自分の隣から離れていった魔導士を見送ったジャックスは、暫くそれを見詰めた後同じ方向へと脚を進める
そしてわざわざ仮面を踏みつけながら話し出した
「ところでケイン、今日は新入り向けの新しい“冒険”は?」
パキンッ
「ああ!!ううぅ~…!!」
『あっオイ!えっと…ジャックスだっけ!?踏むなよわざわざ!!』
真っ二つだったものが三等分になってしまい、リボンは悲し気に泣き崩れる
それを見て魔導士はジャックスに注意するも、当の本人は気にしていないのか、むしろどこか楽しそうに魔導士を見て笑っていた
するとジャックスの言葉を聞いたケインが、気を取り直して話し出す
『!! ぅあ…!?』
いつの間にか近くにいたのか、ウサギが魔導士を覗き見る様にヒョイッと顔を出した
急に近くから出てきて驚いたのか、魔導士は肩をビクッと跳ねさせる
すると三角がウサギを咎めるように一睨みしながら言った
「黙ってジャックス。……でも、彼の言う通り。“新しいお家”と“身体”にようこそ」
「あ、“新しいお家”…!?」
『ど、どういう意味…?』
「からかわないで」
優し気な口調で二人に言う三角に、人形は眉を顰めて釘を刺す
だが、今度は先程とは逆の方から魔導士の顔を覗き込みながらウサギ─もとい、ジャックスが言った
「ずっとここにいるんだ。あそこにいるキンガーが一番古株かな」
「む?誰か昆虫採集の話をしたか?」
ジャックスが指した方向に目を向けると、そこには山積みにされたクッションの中にいるあのキングの姿があった
名前はキンガーというらしい
的外れな事を言うキンガーを見て、ジャックスは自身のこめかみ付近でクルクルと指を回して笑った
「だからイカれちまったのさ!へっへっへ……はぁ」
『……あー…てか、近くね?』
「そう?まあ気にしないでよ、距離感なんて人それぞれだしさ」
ニヤニヤと隣で笑っているジャックスに、何だかテキトーに言いくるめられたような気がしつつもまあ別にいいかと小さく息を吐く
すると、ずっと黙っていた道化師がワナワナと震え出し、ピンッと人差し指を立てて明るく笑った
「ああ、なるほど分かったわ!夢なのね!目が覚めるまで、楽しめばいいのよね?」
『えっ…夢?……そうなの?』
「……何とでも言えばいい」
わざとらしい笑顔を浮かべる道化師に、魔導士はジャックスに振り返って問い掛ける
だがジャックスは腕を組みながら魔導士を見た後、道化師に対してどこか呆れ気味に言うのだった
そんな中、地面に落ちて真っ二つに割れてしまった仮面を見て落ち込んでいたあのリボンの身体をした人物が悲しそうに呟いた
「喜劇の仮面が壊された……」
『! あ、ごめん!私のせいで…!直るか…?これ…』
先程ぶつかったのを思い出したのか、魔導士は慌ててリボンに近寄ってしゃがみ込み、その落ちた仮面の一部を拾い上げた
自分の隣から離れていった魔導士を見送ったジャックスは、暫くそれを見詰めた後同じ方向へと脚を進める
そしてわざわざ仮面を踏みつけながら話し出した
「ところでケイン、今日は新入り向けの新しい“冒険”は?」
パキンッ
「ああ!!ううぅ~…!!」
『あっオイ!えっと…ジャックスだっけ!?踏むなよわざわざ!!』
真っ二つだったものが三等分になってしまい、リボンは悲し気に泣き崩れる
それを見て魔導士はジャックスに注意するも、当の本人は気にしていないのか、むしろどこか楽しそうに魔導士を見て笑っていた
するとジャックスの言葉を聞いたケインが、気を取り直して話し出す