1話
夢小説設定
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「ケイン、この子達はNPC?それとも新入り?もし新入りだったら、このテーマソングも作り変えないとね」
「もうあんな事やりたくないよ」
「まあまあ、新しい人間がこの世界にやってきたようだね」
ニヤニヤと笑うウサギの言葉に反論するように、ピンク色の二等辺三角形にカラフルなオモチャがくっついた様な見た目をした人物が声を上げる
そんな三角を宥めたケインは、持っていたステッキで魔導士と道化師を指しながら言った
だが当の二人は、それどころではないようだ
「このヘッドセット、どうやって取るの!?うう~…!!ねぇ、あなたは取れる!?」
『い、いや…私も、取れなくて…』
「そのまま持っときなよ、役に立つよ」
自身の頭や顔辺りを弄り回している二人に、ウサギは淡々と述べる
魔導士と道化師はお互いの顔や身体を見ながら、不安そうに呟いた
『……何なんだ…?あのヘッドセットが原因で…ここに来たのか…?』
「わ、私も!変なヘッドセットを着けて…あなた達は誰?どうして取れないの!?ここはどこ!?」
「まあ、落ち着いて!全然大丈夫よ新入りさん達、みんな同じ経験をしたわ。ただ気分を落ち着かせて…」
狼狽える二人を落ち着かせようと、紫色の継ぎ接ぎだらけのワンピースを着た赤毛の人形が、優しい声色で話し掛けてくる
だがそれを遮るように、パニックに陥りそうになっている道化師が大きな声で叫んだ
「ああ“%$!#”何が起こってるの!?……えっ?」
『え、何今の…音?声?』
突然道化師の言葉に変な音が混じり、顔を見合わせる二人
そこへすかさずケインが飛んで来て言った
「ダメダメ!ここじゃ汚い言葉遣いは禁止だぞ。“アメイジング・デジタル・サーカス”は老若男女が楽しむ場所だ!」
訝しげな表情の二人を指差しながら、ケインは声を弾ませる
「君達は驚くべき不思議の世界に足を踏み入れた。ここじゃ何でもあり!……汚い言葉遣い以外はね」
それを聞き、魔導士と道化師はチラリと視線を交わした
『……“%$!#”。おお、マジだ』
「“%$!#”、“%$!#”。“%$!#”!“%$!#”?“%$!#”、“%$!#”、“%$!#”!“%$!#”!!“%$!#”、“%$!#”。“%$!#”!……“%$!#”」
『おお~……何も分からん』
自分の何倍もの量の“異音”を次々と放つ道化師の声に、若干引き気味に苦笑いをする魔導士
一方道化師は、ケインに向けて恐る恐る尋ねた
「なんてこと……えっと、ここから出ていく方法は…?」
「えっ」
「ああ~…落ち着いて聞いてほしいんだけど、実はあたし達も……」
道化師の言葉にピタリと固まるケイン
するとどこか言い辛そうにしながら、言葉を選びつつ人形が話そうとした、その時
「もうあんな事やりたくないよ」
「まあまあ、新しい人間がこの世界にやってきたようだね」
ニヤニヤと笑うウサギの言葉に反論するように、ピンク色の二等辺三角形にカラフルなオモチャがくっついた様な見た目をした人物が声を上げる
そんな三角を宥めたケインは、持っていたステッキで魔導士と道化師を指しながら言った
だが当の二人は、それどころではないようだ
「このヘッドセット、どうやって取るの!?うう~…!!ねぇ、あなたは取れる!?」
『い、いや…私も、取れなくて…』
「そのまま持っときなよ、役に立つよ」
自身の頭や顔辺りを弄り回している二人に、ウサギは淡々と述べる
魔導士と道化師はお互いの顔や身体を見ながら、不安そうに呟いた
『……何なんだ…?あのヘッドセットが原因で…ここに来たのか…?』
「わ、私も!変なヘッドセットを着けて…あなた達は誰?どうして取れないの!?ここはどこ!?」
「まあ、落ち着いて!全然大丈夫よ新入りさん達、みんな同じ経験をしたわ。ただ気分を落ち着かせて…」
狼狽える二人を落ち着かせようと、紫色の継ぎ接ぎだらけのワンピースを着た赤毛の人形が、優しい声色で話し掛けてくる
だがそれを遮るように、パニックに陥りそうになっている道化師が大きな声で叫んだ
「ああ“%$!#”何が起こってるの!?……えっ?」
『え、何今の…音?声?』
突然道化師の言葉に変な音が混じり、顔を見合わせる二人
そこへすかさずケインが飛んで来て言った
「ダメダメ!ここじゃ汚い言葉遣いは禁止だぞ。“アメイジング・デジタル・サーカス”は老若男女が楽しむ場所だ!」
訝しげな表情の二人を指差しながら、ケインは声を弾ませる
「君達は驚くべき不思議の世界に足を踏み入れた。ここじゃ何でもあり!……汚い言葉遣い以外はね」
それを聞き、魔導士と道化師はチラリと視線を交わした
『……“%$!#”。おお、マジだ』
「“%$!#”、“%$!#”。“%$!#”!“%$!#”?“%$!#”、“%$!#”、“%$!#”!“%$!#”!!“%$!#”、“%$!#”。“%$!#”!……“%$!#”」
『おお~……何も分からん』
自分の何倍もの量の“異音”を次々と放つ道化師の声に、若干引き気味に苦笑いをする魔導士
一方道化師は、ケインに向けて恐る恐る尋ねた
「なんてこと……えっと、ここから出ていく方法は…?」
「えっ」
「ああ~…落ち着いて聞いてほしいんだけど、実はあたし達も……」
道化師の言葉にピタリと固まるケイン
するとどこか言い辛そうにしながら、言葉を選びつつ人形が話そうとした、その時