2話
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バクンッ
グローインク・クイーンに食べられてしまった
『食われたーーッ!!!』
あまりの光景に大声で叫ぶソラ
だが一部始終を見ていたジャックスは、ソラとは裏腹に淡々とした口調で言った
「まあ大丈夫だろ」
『どこが!?食われてんだって!!頭いかれたんだって!!』
「落ち着きなよ、君の頭は“イカれ”ちゃいない」
『そういう意味じゃねえ!!』
ヘラヘラ笑うジャックスにツッコんでいると、グローインク・クイーンが話し出した
「愚かな色の寄せ集めが!全てがグローインクになると解っていないのか?私もグローインク、あなたもグローインク!グローインクこそ神!」
『……な、何かヤバいこと言いだしたぞ…』
「ああ、気持ち悪くてヘドが出るね」
巨大な思想を言い出すグローインク・クイーンに、ソラは苦い顔をする
ソラの言葉に同意しつつ、ジャックスは吐き捨てる様に言った
それに気付いたグローインク・クイーンは、どこか驚き気味に声を上げる
「ああ、だが… !? お前達まだ見ていたのか!?」
「冒険でここに来た訳じゃない。ここに来たのは…」
ジャックスが理由を説明しようとした、その時
ドガシャァアンッ!!!
天井に大きな穴が開き、そこからあの“カフモ”がグローインク・クイーンの上に落ちて来た
その衝撃でグローインク・クイーンは身体を海老反らせ、口からズーブルの頭を吐き出す
ズーブルの頭は勢い良くキンガーの方へと飛んで行き、キンガーはそれを身体で受け止めた
「おお、無事でよかった!あそこでゲームショーを楽しんだ訳じゃないんだろ?」
「あー…んー…何の話をしてんだよ?」
そんな中、グローインク・クイーンの上に馬乗りになりボコボコと殴り始めるカフモ
ソラとジャックスとガングルは、只々それを眺める
『……うわぁ…』
「何が起こってるの!?」
「あれはカフモだ、心配ない」
狼狽えるガングルに、ジャックスは相変わらず淡々とした口調で言う
それを聞いたガングルは、頭を抱えて叫んだ
「カフモは“バグった”の!?」
『! ……バグったって…?』
「いいや、大丈夫だよ」
ガングルの“バグった”という言葉に聞き返すソラだったが、ジャックスがそれを誤魔化す様に笑った
するとズーブルの頭を抱えたキンガーが、慌てた様子で声を上げる
「そうだ、どうやってここから出るんだ!?」
「あそこからだよ」
ズーブルが視線を動かして場所を示す
その先には、ご丁寧に地上へと続くエスカレーターが設置してあった
グローインク・クイーンとカフモを置いて、エスカレーターへと歩き出す面々
一番最初にソラがエスカレーターに乗り込み、その後をジャックスが行こうとしたが、後ろにいたガングルに道を譲る様に振り返った
「レディーファーストだ」
それを見てガングルはそのままエスカレーターに乗ろうとするが、すかさずジャックスはガングルの頭を掴んで強く押し退けた
ガングルはその反動でその場に倒れてしまう
「いやそんな訳ないだろ」
「うっ!!」
『あっ、コラ!』
それに気付いたソラは踵を返しエスカレーターを降りようとしたが、それをジャックスは身体で防ぐ
ソラが右に行けば右に、左に行けば左にと行く手を邪魔し、ニヤニヤと楽しそうに笑う
『なっ、ちょっ…!ぐっ…!だぁーもう!!』
「(“コラ”……) どうしたのソラ?そんなに僕と一緒にいたいって?」
『お前が邪魔してんだろ!?』
「何イチャついてんだよ……」
倒れたガングルを追い越して先に乗ってきたキンガーの手に抱えられたズーブルが、ソラとジャックスを見て呆れた様にそう呟いた
そして暫く間を空けてから、ハッとしたように言う
「待って、ソラはいるのにポムニがいないね?二人の為じゃなかったのか!?」
「うるさいな~、くだらない事で」
『! ………』
ズーブルの言葉を一蹴し、ジャックスはどうでもよさ気に吐き捨てる
それを聞き黙り込んだソラの頭には、置いて来たポムニの姿が浮かんでいた
グローインク・クイーンに食べられてしまった
『食われたーーッ!!!』
あまりの光景に大声で叫ぶソラ
だが一部始終を見ていたジャックスは、ソラとは裏腹に淡々とした口調で言った
「まあ大丈夫だろ」
『どこが!?食われてんだって!!頭いかれたんだって!!』
「落ち着きなよ、君の頭は“イカれ”ちゃいない」
『そういう意味じゃねえ!!』
ヘラヘラ笑うジャックスにツッコんでいると、グローインク・クイーンが話し出した
「愚かな色の寄せ集めが!全てがグローインクになると解っていないのか?私もグローインク、あなたもグローインク!グローインクこそ神!」
『……な、何かヤバいこと言いだしたぞ…』
「ああ、気持ち悪くてヘドが出るね」
巨大な思想を言い出すグローインク・クイーンに、ソラは苦い顔をする
ソラの言葉に同意しつつ、ジャックスは吐き捨てる様に言った
それに気付いたグローインク・クイーンは、どこか驚き気味に声を上げる
「ああ、だが… !? お前達まだ見ていたのか!?」
「冒険でここに来た訳じゃない。ここに来たのは…」
ジャックスが理由を説明しようとした、その時
ドガシャァアンッ!!!
天井に大きな穴が開き、そこからあの“カフモ”がグローインク・クイーンの上に落ちて来た
その衝撃でグローインク・クイーンは身体を海老反らせ、口からズーブルの頭を吐き出す
ズーブルの頭は勢い良くキンガーの方へと飛んで行き、キンガーはそれを身体で受け止めた
「おお、無事でよかった!あそこでゲームショーを楽しんだ訳じゃないんだろ?」
「あー…んー…何の話をしてんだよ?」
そんな中、グローインク・クイーンの上に馬乗りになりボコボコと殴り始めるカフモ
ソラとジャックスとガングルは、只々それを眺める
『……うわぁ…』
「何が起こってるの!?」
「あれはカフモだ、心配ない」
狼狽えるガングルに、ジャックスは相変わらず淡々とした口調で言う
それを聞いたガングルは、頭を抱えて叫んだ
「カフモは“バグった”の!?」
『! ……バグったって…?』
「いいや、大丈夫だよ」
ガングルの“バグった”という言葉に聞き返すソラだったが、ジャックスがそれを誤魔化す様に笑った
するとズーブルの頭を抱えたキンガーが、慌てた様子で声を上げる
「そうだ、どうやってここから出るんだ!?」
「あそこからだよ」
ズーブルが視線を動かして場所を示す
その先には、ご丁寧に地上へと続くエスカレーターが設置してあった
グローインク・クイーンとカフモを置いて、エスカレーターへと歩き出す面々
一番最初にソラがエスカレーターに乗り込み、その後をジャックスが行こうとしたが、後ろにいたガングルに道を譲る様に振り返った
「レディーファーストだ」
それを見てガングルはそのままエスカレーターに乗ろうとするが、すかさずジャックスはガングルの頭を掴んで強く押し退けた
ガングルはその反動でその場に倒れてしまう
「いやそんな訳ないだろ」
「うっ!!」
『あっ、コラ!』
それに気付いたソラは踵を返しエスカレーターを降りようとしたが、それをジャックスは身体で防ぐ
ソラが右に行けば右に、左に行けば左にと行く手を邪魔し、ニヤニヤと楽しそうに笑う
『なっ、ちょっ…!ぐっ…!だぁーもう!!』
「(“コラ”……) どうしたのソラ?そんなに僕と一緒にいたいって?」
『お前が邪魔してんだろ!?』
「何イチャついてんだよ……」
倒れたガングルを追い越して先に乗ってきたキンガーの手に抱えられたズーブルが、ソラとジャックスを見て呆れた様にそう呟いた
そして暫く間を空けてから、ハッとしたように言う
「待って、ソラはいるのにポムニがいないね?二人の為じゃなかったのか!?」
「うるさいな~、くだらない事で」
『! ………』
ズーブルの言葉を一蹴し、ジャックスはどうでもよさ気に吐き捨てる
それを聞き黙り込んだソラの頭には、置いて来たポムニの姿が浮かんでいた