2話
夢小説設定
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「ここが生活スペースね。夜寝るのもここよ。本当は眠らなくてもいいんだけど、時には少し休んで生活リズムを整えるのもいいわね」
あれからソラとジャックス、人形─もとい、ラガタとポムニは、四人で赤い床が真っ直ぐ続く“生活スペース”に来ていた
歩きながらこの場所の説明をしていたラガタは、壁に設置してある扉を指差しながら言う
「もうすぐのはずなんだけど…ほら、あなた達のお部屋よ」
「ソラの部屋は僕の部屋の隣なんだね。仲良くしようじゃないか」
『ここが…ああ、よろしく』
それぞれの似顔絵が描かれた扉を見据える
確かにソラの部屋の隣はジャックスの部屋のようだ
どこか嬉しそうに笑うジャックスに、ソラは軽く頷いた
そんな中、ポムニは眉を顰めて難しい顔をする
「あー…まだ分からないんだけど、冒険って何で続けなきゃいけないの?どうして出口を探そうとしないの?」
ポムニの純粋な疑問に、ラガタは溜息を吐きながら答えた
「そうね…最初来た時はそうしてたわ。でも、暫くして気付くの……」
ここからは出られないし、達成出来ない目標を追い続けてたら頭がおかしくなっちゃう
結局何が目的なのか考え始めて、完全に自分を見失って、何故生きてるのか限界まで来たら……
「最悪の結果になるのよ!!」
顔を青ざめさせ我を忘れたかの様に叫ぶラガタに、ソラとポムニは瞳を丸くさせる
そんな二人に気付いたのか、ラガタは肩で息をしながらも明るい口調で言った
「あー、でもそれは今日やるべき事じゃないわ!何より冒険が目標になるから心の健康を保てるし、刺激をくれる!」
そう言いながら、ラガタはカフモの部屋であろう扉のインターホンを押す
ラガタの話を黙って聞いていたジャックスは、隣にいるソラとポムニを横目で見ながらわざとらしく口角を上げた
「これが全部夢で良かったね、二人共」
『……ハッ、ハハ…いや、どうだろうな…なあ?ポムニ…』
乾いた笑いを浮かべたソラは、その引き攣った表情のままポムニを見る
ポムニはというと、瞳をぐちゃぐちゃに濁らせて呆然とその場に立っていた
ソラとジャックスは、互いに顔を見合わせる
気を取り直してソラがポムニの後頭部を軽く叩いてみると、ポムニはハッと我に返ったのか辺りを見渡しながら言った
『……ポムニ?』
「……ぅえっ?何でここに?何するんだっけ?」
「お友達に会いに来たのよ」
にこやかに微笑みながら、ラガタはもう一度インターホンを押す
だが、一向に誰も出てこない
「……あら?いないのかしら?元気だといいんだけど…」
「ご心配なく、部屋の鍵ならあるよ」
不思議そうにするラガタを他所に、ジャックスは懐から金色の鍵を取り出した
そしてそのままカフモの部屋の扉を開けようとする
それを見たラガタは驚きの声を上げた
「え!?ちょ、何で!?ちょっと、他人の部屋の鍵は持ってちゃいけないでしょ!?」
「そこら中の鍵を持ってるから何も問題ないよ。そういえば君の部屋に忘れ物したかも、あったら教えてよ。ムカデは嫌じゃないよね?」
心底楽し気にニヤリと笑ったジャックスに、ラガタは悲鳴にも近い声で怒鳴った
「ジャックス!!唯一恐いものなのに何でそんな事するの!?」
「えー?的外れな質問だね。事前に知らせてあげたんだよ」
『(ひっど…) あー…ラガタ?後で私も一緒に行こうか?ムカデなら平気だし…』
「本当!?ああ~ありがとうソラ!助かるわ!」
「わお、ソラは優しいね。じゃあ僕もソラの勇姿を見に行こうかな」
「あなたは来なくていいわよ!!」
まるで救世主とでも言いたげに、ラガタはソラの手を取って感謝した
ソラの言葉を聞いて自身もついて行こうとしたジャックスは、ラガタに咎められながらもカフモの部屋の扉を開ける
そして部屋の中を見た四人は、全員目を見開き固まった
あれからソラとジャックス、人形─もとい、ラガタとポムニは、四人で赤い床が真っ直ぐ続く“生活スペース”に来ていた
歩きながらこの場所の説明をしていたラガタは、壁に設置してある扉を指差しながら言う
「もうすぐのはずなんだけど…ほら、あなた達のお部屋よ」
「ソラの部屋は僕の部屋の隣なんだね。仲良くしようじゃないか」
『ここが…ああ、よろしく』
それぞれの似顔絵が描かれた扉を見据える
確かにソラの部屋の隣はジャックスの部屋のようだ
どこか嬉しそうに笑うジャックスに、ソラは軽く頷いた
そんな中、ポムニは眉を顰めて難しい顔をする
「あー…まだ分からないんだけど、冒険って何で続けなきゃいけないの?どうして出口を探そうとしないの?」
ポムニの純粋な疑問に、ラガタは溜息を吐きながら答えた
「そうね…最初来た時はそうしてたわ。でも、暫くして気付くの……」
ここからは出られないし、達成出来ない目標を追い続けてたら頭がおかしくなっちゃう
結局何が目的なのか考え始めて、完全に自分を見失って、何故生きてるのか限界まで来たら……
「最悪の結果になるのよ!!」
顔を青ざめさせ我を忘れたかの様に叫ぶラガタに、ソラとポムニは瞳を丸くさせる
そんな二人に気付いたのか、ラガタは肩で息をしながらも明るい口調で言った
「あー、でもそれは今日やるべき事じゃないわ!何より冒険が目標になるから心の健康を保てるし、刺激をくれる!」
そう言いながら、ラガタはカフモの部屋であろう扉のインターホンを押す
ラガタの話を黙って聞いていたジャックスは、隣にいるソラとポムニを横目で見ながらわざとらしく口角を上げた
「これが全部夢で良かったね、二人共」
『……ハッ、ハハ…いや、どうだろうな…なあ?ポムニ…』
乾いた笑いを浮かべたソラは、その引き攣った表情のままポムニを見る
ポムニはというと、瞳をぐちゃぐちゃに濁らせて呆然とその場に立っていた
ソラとジャックスは、互いに顔を見合わせる
気を取り直してソラがポムニの後頭部を軽く叩いてみると、ポムニはハッと我に返ったのか辺りを見渡しながら言った
『……ポムニ?』
「……ぅえっ?何でここに?何するんだっけ?」
「お友達に会いに来たのよ」
にこやかに微笑みながら、ラガタはもう一度インターホンを押す
だが、一向に誰も出てこない
「……あら?いないのかしら?元気だといいんだけど…」
「ご心配なく、部屋の鍵ならあるよ」
不思議そうにするラガタを他所に、ジャックスは懐から金色の鍵を取り出した
そしてそのままカフモの部屋の扉を開けようとする
それを見たラガタは驚きの声を上げた
「え!?ちょ、何で!?ちょっと、他人の部屋の鍵は持ってちゃいけないでしょ!?」
「そこら中の鍵を持ってるから何も問題ないよ。そういえば君の部屋に忘れ物したかも、あったら教えてよ。ムカデは嫌じゃないよね?」
心底楽し気にニヤリと笑ったジャックスに、ラガタは悲鳴にも近い声で怒鳴った
「ジャックス!!唯一恐いものなのに何でそんな事するの!?」
「えー?的外れな質問だね。事前に知らせてあげたんだよ」
『(ひっど…) あー…ラガタ?後で私も一緒に行こうか?ムカデなら平気だし…』
「本当!?ああ~ありがとうソラ!助かるわ!」
「わお、ソラは優しいね。じゃあ僕もソラの勇姿を見に行こうかな」
「あなたは来なくていいわよ!!」
まるで救世主とでも言いたげに、ラガタはソラの手を取って感謝した
ソラの言葉を聞いて自身もついて行こうとしたジャックスは、ラガタに咎められながらもカフモの部屋の扉を開ける
そして部屋の中を見た四人は、全員目を見開き固まった